Source : world truth news American spector (抄訳)
トランプ大統領を差別主義者だとレッテルを張る民主党、リベラルですが, 実際の彼は、差別主義者ではなく、いかにフェアであるかを示した事件を紹介いたします。
アメリカンスペクターのジェフリーロード氏の記事から。
1997年に、トランプ氏は、フロリダ州パームビーチのMar-a-Lagoを購入し、プライベートクラブにしました。
トランプ氏が最初この地に着いたとき、パームビーチエリアは、ユダヤ人と黒人を鉄格子にいれているような静かな冷酷な差別があったそうです。
この問題にトランプ氏は、「差別の本質に光を灯し、影響を与えた」とADL(名誉毀損防止同盟)のアベ・フォックスマンは証言しました。
トランプ氏は、町議会に「招かざる客」という映画のコピーを送り、クラブに対する既存の規制を解除するよう求めました。
しかし、町議会は、トランプ氏がユダヤ人と黒人にクラブを開放したため、1億ドルの訴訟をトランプ氏に起こしました、
1997年のウォールストリートジャーナルがこの事件を論じ、裁判では、最終的に、彼らへの差別的な制限に終止符が打たれたそうです。
トランプ氏は大統領選挙のずっと前にパームビーチの社会で人種差別と反ユダヤ主義と戦った姿があります。
今日の世界では、左翼は人種的な分担を要求し、不法移民を支持します。
これらの全てに共通していることは、彼らが人種によってアメリカ人を分断するように仕向けているということです。
トランプ氏に向けられる人種差別主義者だという告発において、そのことが虚偽であるということを示します。
ドナルド・トランプがそのことについて反撃するために立ち上りました。
ずっと以前に、パームビーチで誰も見ていていなかった問題と戦ったように。
・トランプ大統領は「イスラエル中心主義者」だ
就任演説での聖書からの引用に隠された意味(東洋経済ONLINE 2017年2月2日)
世界の多くの国々の強い反発を招きながらも、トランプ大統領をここまで突き動かしているものはいったい何なのか。はたして米国第一主義だけなのか。
作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は、1月20日の大統領就任演説で引用された聖書の一節に注目する。この一節こそ、トランプ大統領の「イスラエル中心主義」が如実に映し出されているとみられるからだ。
イスラエル中心主義を宣言した
トランプ大統領は就任演説の中で、旧約聖書詩編の133編1節を引用し、次のように述べた。
The Bible tells us, “how good and pleasant it is when God’s people live together in unity.”(筆者による日本語翻訳)聖書は「神の民が団結して生きていることができたら、どれほどすばらしくうれしいことでしょうか」と私たちに伝えています。
これだけでは何のことなのかわかりにくい。重要な箇所なので、133編の全文を記したい。日本聖書協会の新共同訳では、以下のように訳されている。
【都に上る歌。ダビデの詩。】
見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。
かぐわしい油が頭に注がれ、ひげに滴(したた)り
衣の襟に垂れるアロンのひげに滴り
ヘルモンにおく露のように
シオンの山々に滴り落ちる。
シオンで、主は布告された
祝福と、とこしえの命を。
133編は、紀元前6世紀にバビロン捕囚から解放されたユダヤ人の喜びの詩となっている。ヘルモンとは、イスラエルとシリア、レバノンの3カ国にまたがる標高2814メートルのヘルモン山のこと。一方、シオンの山々とは、古代ユダヤ王国の英雄、ダビデ王の墓があるエルサレム市内のシオンの丘のことだ。つまり、ヘルモン山に降ってくる露のように、このシオンの丘にも露が滴り落ちるという喜びにあふれた情景を歌っている。
この詩編について、同志社大学大学院神学研究科を修了した佐藤氏は1月26日、新党大地主催の月例定例会で、次のように指摘した。
「この133編という詩は、玄人が聞いたらみんなわかる詩だ。何かといえば、イスラエル中心主義の話になっている」「要するにユダヤ教とキリスト教でヤーヴェ(ユダヤ教の唯一神)に基づく世界支配は、シオン、つまり、イスラエルから広められると言っている」「ダビデ王を理想としたメシアニズム(救世主信仰)を典型的に示した内容だ」
なぜ旧約聖書から引用したのか
さらに佐藤氏は、トランプ大統領が、キリスト教徒のみが聖書とする『新約聖書』ではなく、キリスト教徒とユダヤ教徒の両者が信仰の拠り所とする『旧約聖書』をあえて引用したことに注目する。旧約聖書を意図的に引用することで、「イスラエルと全世界のユダヤ人に対し、
『私はあなたたちと価値観を共有します。ユダヤ人の味方です』というメッセージを送った」と佐藤氏は分析、「トランプ政権の外交は、親イスラエルを基調とすることになる」と述べた。
確かに、トランプ大統領は、テルアビブの米国大使館をイスラエルが「首都」と主張するエルサレムに移転する計画を打ち出すなど、既に極端なイスラエル寄りの姿勢を表明している。
エルサレムはユダヤ教徒、イスラム教徒、そしてキリスト教徒にとっても聖地だ。移転が実現されれば、パレスチナや隣国ヨルダンなどアラブ諸国の強い反発を招き、中東の一層の不安定化につながる。最悪の場合には、イスラエル対アラブ諸国の第5次中東戦争の引き金になりかねない。
米国では、ユダヤロビーの影響の下、プロテスタント原理主義とユダヤ教が連携したいわゆる「クリスチャンシオニズム」(キリスト教シオニズム)がかねてから根強い。2001年の米同時多発テロ後、アフガン戦争やイラク戦争を開始したブッシュ政権にも、新保守派(ネオコンサバティブ)と呼ばれる集団に属するクリスチャンシオニズムの人々が加わっていた。しかし、長年滞っていた米国大使館のエルサレム移転計画を主張するトランプ政権の外交政策は、そのブッシュ政権よりもさらに「イスラエル寄り」「反イスラム」になる可能性が高い。
トランプ大統領の場合、長女イヴァンカ氏がユダヤ人富豪の息子のジャレッド・クシュナー氏と結婚し、キリスト教からユダヤ教に改宗した影響もあろう。イヴァンカ氏の3人の子ども、つまりトランプ氏にとってかわいい孫はユダヤ教徒となっている。
トランプ大統領は、ちょうど1月27日の国際ホロコースト記念日に、イスラム過激派の米国入国防止を大義名分にして、シリアからの避難民の受け入れ無期限停止やイスラム圏7カ国からの入国を一時禁止する大統領令を発令した。しかし、ホワイトハウスが声明の中で、ホロコーストで600万人以上のユダヤ人が犠牲になった事実や、反ユダヤ主義について言及しなかったとして、共和党系の超保守的なユダヤロビー団体がホワイトハウスを批判している。米国内でのユダヤ社会の存在力は大きく、どんな政権でも決しておろそかにはできない。
トランプ大統領自身が信仰しているのは?
では、トランプ大統領が信じる宗教とはいったい何なのか。信仰が新大統領の政策に影響は与えていないのか。
トランプ大統領の宗教は、キリスト教プロテスタントのカルヴァン派の一派、長老派(プレスビテリアン)であることが知られている。トランプ大統領は幼い頃、生まれ育ったニューヨーク市クイーンズの長老教会に通っていた。そして、そこで1950年、13歳になったころに堅信礼を受けた。その後は、マンハッタン5番街にあるマーブル協同教会に毎週日曜日、約50年間も礼拝に行ったという。
長老派は、歴史的にはフランス出身の宗教改革者として知られるジャン・カルヴァン(1509-1564)による宗教改革の伝統を受け継ぐ。スイスからドイツ、オランダ、スコットランドなど欧州各地に広がり、やがて米国で大きく発展した。
長老派は聖書を唯一絶対の指針とし、「救われる者も滅びる者もあらかじめ神は定めている」という予定説を唱えている。神の言の宣布者である長老(役員)を選んで教会を運営させる代議制をとっていることから、長老派と呼ばれる。
日本では、米国の長老派教会宣教師として来日したヘボン式ローマ字の創始者ヘボンらによって、導入された。長老教会の影響の下に設立されたミッションスクールには、 明治学院や東北学院、フェリス女学院などがある。お隣の韓国の李明博前大統領も、熱心な長老派の信者として知られている。
自らもカルヴァン派である佐藤氏は、「カルヴァン派の場合、神によって選ばれる人は生まれる前にあらかじめ定められている、と考える。本人の努力は一切関係ない」と指摘。「そうすると、試練にすごく強くなる。どんなにひどいことに遭っても、負けない。どうしてか。神様が与えた試練なので、最後に勝利すると決まっていると考える。そして、問題はどういう勝利の仕方なのか、と考える」と話した。
そして、トランプ大統領については「自分は神様に選ばれたときっと思っている」と分析した。
トランプ大統領自身も、自伝で「ねらいを高く定め、求めるものを手に入れるまで、押して押して押しまくる」と述べている。
トランプ大統領はネヘミヤか
新大統領を後押しする宗教家は今も後を絶たない。米ワシントンポスト紙の記事によると、トランプ大統領は就任式の朝、テキサス州ダラスにあるメガチャーチ(大規模教会)、ファーストバプテスト教会のロバート・ジェフレス師の説教を受けたという。
ジェフレス師はその説教の中で、トランプ大統領を、紀元前5世紀ごろに、廃墟となっていたエルサレムの城壁を再建したネヘミヤにたとえた。そして、壁を建設することに神は反対していないと説教した。さらに、当時ネヘミヤの邪魔をした敵対者に当たるのが、現在の主要メディアだと説き、「ネヘミヤは決して自らの批判者に妨害をさせることを許さなかった」と話した。
はたしてトランプ大統領はその説教どおり、どこまでも突き進むのだろうか。
・トランプ氏、ユダヤ教を国籍と認める大統領令に署名 ボイコット運動に対抗(AFP 2019年12月12日)
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米首都ワシントンのホワイトハウス・イーストルームで行われたユダヤ教の祭日「ハヌカ」の祝典で、反ユダヤ主義に対抗する大統領令に署名したドナルド・トランプ大統領(2019年12月11日撮影)。
※米国のドナルド・トランプ大統領は11日、ユダヤ教を宗教としてだけでなく、国籍として再定義するとした大統領令に署名した。イスラエルに対するボイコット運動の取り締まりを可能とする動きとなる。
トランプ氏は、ホワイトハウスのイーストルームで行われたユダヤ教の祭日「ハヌカ」を祝福する式典で「私はわが国の大事な友人であり、同盟国であるイスラエル国家をいつでも支持する」と述べた。
米史上最も親イスラエル派の大統領を自負するトランプ氏は、来年の米大統領選に先駆け、従来は民主党支持層である国内ユダヤ教徒を取り込むための確固たる努力を強化するため、毎年恒例の行事を利用した。
この大統領令は学術的な変更に見えるが、大学キャンパスで広がっている、イスラエルに対する制裁を呼び掛ける運動を政府が取り締まることを可能にする重要な法的効力を持つ。
米国の大学では、イスラエル政府によるパレスチナ人への対応に抗議するBDS (ボイコット、投資引き揚げ、制裁)運動が拡大している。今回の大統領令は明らかにこの運動の鎮圧を目指すもので、大学側にそうした運動を阻止させるか、さもなくば政府の補助金を削減することができる。
トランプ氏は、大統領令は「反ユダヤ主義に対抗する」もので、「反ユダヤ主義のヘイトに関わっている機関に適用される」と説明。さらに「大学へのメッセージ」として、「多額の連邦資金を毎年受け取りたいのなら、反ユダヤ運動を拒否しなければならない」と述べた。(c)AFP
・ユダヤ教を「国籍」と解釈する大統領令、トランプ氏が署名へ(CNN 2019年12月11日)
※米国のトランプ大統領は11日、ユダヤ教(Judaism)を単なる宗教ではなく、「国籍」として解釈する大統領令に署名する。ホワイトハウスによると、トランプ政権が反ユダヤ主義とみなす大学キャンパスでのイスラエル批判運動に対抗する狙い。
トランプ政権は大統領令を通じ、大学キャンパスでの反イスラエル感情や、イスラエルからの投資撤収を呼びかける運動に対抗することを目指す。
1964年の米連邦公民権法では、補助金を受け取る教育機関に対して国籍に基づく差別を禁じる条項があり、人種や肌の色、出身国に基づく差別を行っている教育機関に対しては、教育省の補助金を打ち切ることができると定めている。
だがこの条項は宗教には言及していないことから、違反した大学に罰則を適用するためにはユダヤ教を国籍として解釈する必要があった。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、今回の動きはトランプ大統領の娘婿で大統領顧問のジャレッド・クシュナー氏が推進していた。