appointmentsは、ボーイジニアスのメンバーでもある、ジュリアン・ベーカーの2ndソロアルバムの曲。

音はギターだけで構成された1stアルバム、ピアノ、バイオリン、サックスを加えた2nd、3rdアルバムはフルバンドと、少しずつ音の挑戦を続けていて、3rdアルバムではドラム、キーボード、ギター、ベース、バンジョー、マンドリン、全ての楽器をジュリアンが担当している。

大学在学中にデビューして大学を離れ、2枚のソロアルバムとボーイジニアスのEPとキャリアを重ねていた中、2019年コロナ禍の中、中断していた大学に戻って学位を取ったらしい。

哲学や神学の本もよく読むという、ちょっと異色。

アルバム2曲目のappointmentsは、アルバム1曲目のインスト曲overから流れるように始まる。

ここはレコードで聴きたいです。

ヴォーカルがない部分がどんどん削られている今、若い人がこういうアルバムの作り方をしているのは嬉しい。

前半はジュリアンらしい研ぎ澄まされた音。

ラストはジュリアンらしいエモーショナルな歌声。

美しい。




からの


以下、意訳です。


〜appointments〜


今日の夜 私はここにいる

あなたが去っていくのを私は止めない

私はあなたが望む人ではない でしょ?

わかってる

かつての私のような人が欲しかったんだよね

そして今あなたは思ってる

私が努力してないって

うん 争うのはやめよう

嘘をつく労力をかける価値もない

その話を持ち出したくはない

私はもう分かっている 

私達がどんな感じか

あなたは私の事をそんなに思わなくて大丈夫

あなたをどんなにがっかりさせてしまったか

ただ また相談しただけ

どうすれば私が良くなるのか分かってる人に

その時まで私はこれ以上失敗しないように

それだけをやってみる


約束


もしこれを壊してしまったら

それと共に生きていく

私が思い描いたようには 何もならなかった

多分その空虚さはキャンバスに描く

レッスンでしかない

もしまた失敗してしまったら

あなたはまだ聞いていてくれてるよね

全てはうまくいくかもしれない

でも分かってる そんな事はないって

でも信じなくてはいけない


信じなくてはいけない

信じなくてはいけない

多分そんな事はないけど

信じなくてはいけない


私があなたにそれがそうだと言ったら

それは私の為じゃない

多分全てがうまくいく

そんな事はないと分かってる

でもそうなると信じなくてはいけない