今回のグラミーで最多受賞となったのは、フィービー・ブリジャーズ。

ボーイジニアスとして3部門、シザとのコラボで1部門。

ボーイジニアスはグラミー7部門ノミネートで、度々名前が出てくるので、ん?誰?とググってみたら


こんな子たち。

元々インディーズでソロで活動していた3人のユニット名で、

天才と言われるのはboysだけなんでしょ?

という皮肉がこめられているらしい。

2018年に3人が組むイベントがあり、1曲作ろうか、というつもりが数曲できてしまい、EP『boygenius』を発表。

昨年またやりたいねって声かけたら、自分だけかと思ったら皆同じ気持ちだった、良かった!って事でアルバム『the record』を発表。

2枚とも良いアルバムです。

慎重に音を入れているなという印象。

今時は、シンガーソングライターであるだけでなく、プロデューサーも兼ねるのは当たり前なんですかね?

このboys(彼女たちの呼び名はboysでいいみたい)は名前のまんま天才か?

って思う。


フィービーは、テイラー・スイフトのツアーにも同行した事もあり、映える子ですね。

ビリー・アイリッシュに音楽性近いかな?

ビリーのライブにボーイジニアスの3人がゲスト参加した事もあり、うん、ビリーと気性が合うかも。

フェミニンな装いも映える。

アジアンの馬場園ちゃんみたいなルーシーは、子守唄を歌う母のような特徴ある声。

小柄なジュリアンも声に特徴があり、少女のような少年のような声。

エモーショナルな歌声と、ギターソロもエモーショナル。

ルーシーもジュリアンも声優さんですか?

ってくらい声が個性的。

こんな表紙写真も。


ニルヴァーナのパロディらしいです。



さて、ではグラミー受賞曲のnot strong enoughです。



以下、意訳です。


〜not strong enough〜


ブラックホールが キッチンで開かれた

全ての時計が違う時を指している

直すには エネルギーを消耗するだけ

分からないけど

どうして私は


こんな風なんだろう

私はあなたの彼氏になれるほど強くない

やめようとしたけど

天井の扇風機を眺めるのと

起きてもいない事に空回りする事を

止める事ができない

そして息を吸って 吐く


峡谷をドラッグレースみたいに突っ走る

『ボーイズドントクライ』を歌いながら

私達が舗道から吹っ飛ぶのが見える?

分からないけど

どうして私は


こんな風なんだろう

私はあなたの彼氏になれるほど強くない

それは嘘

私はただあなたの期待値を下げたいだけ

気持ちの半分は

違う事を考え続けている

目を閉じて 数を数える


いつも天使のように 

絶対『神』にはならない

always an angel  

never a god


分からないけど

どうして私は

こんな風なんだろう

静けさの中で何かが見える

分かってきたような気がする

前の座席に来てよ

そこは空席だったようなもの

いつもの道へ出る出口を飛ばして

帰るべきところに行く

帰るべきところへ 独りで