10月のTNRの時に、
どうしても捕獲できない子が1匹残ってしまいました。
とにかく捕獲器に全く近づかない。
仕事に忙殺されて、病院へ運ぶ余裕のない間は
エサやりさんに捕獲器に慣らすようにお願いしていましたが、
「身体半分は入るけれど、それ以上は入らない」と言われ続けていました。
ようやく仕事納めになり、再度、挑戦。
しかし、あの手この手でも捕まりません。
本当に用心深い猫です。
病院に運ぶには今年はもうリミットと言う日、
なんと、入ってくれました!
もう、小躍りしたいほどの喜びです。
年明ければ猫の繁殖期。
雌猫を1匹残したらどうなることか・・・。
捕獲したのはこの子、
生後半年ほどの女の子です。
この子、右前足がおかしかったので
それもレントゲンで治療可能か診てもらいました。
後天的な原因で、人間でいうところの肘が骨折しそのまま固定、
手首が完全に脱臼状態。
2次元の動きでは痛みがなく、
手術で元の位置に固定すると曲がらなくなり
更に不自由になることが予想されるとの獣医師の説明を受けました。
不自由ながらもパッドをうまく使って擦過傷等の心配もないとのことで
手の治療は諦めました。
この子の避妊→リリースで、この現場のTNRは終了です。
今後の課題はありますが、
とにもかくにも目途がついてホッとしています。