ずっと行きたかったのに、気がつけば閉幕まで1週間ちょいになっていたので、思いきって連休中に行くことに。

行って正解。

大正解。

私の知らないような初期作品のカラーがとんでもなく美しい色合い。

一体どんな保管方法を?

色鮮やかな少女漫画から一転、重厚な歴史大作と見続けていくともう素晴らしすぎてため息。

初期は透明水彩、後にカラーインクらしいけどどうやったらこんな色が!というぐらい美しい。

描き込みも凄くて、布の金糸銀糸の光の当たっているところ、いないところ、深い緑がかった海、曇り空の灰色、マントの青、赤、雪景色、風に吹かれてなびいている細い細い髪の毛、その艶。

もう全てが美しくて西洋画のよう。

そして絵の大きさに関わらず密度が濃ゆい。

小さい絵でも凄い描き込み。

キャラクターの面白さ。

重厚なストーリーに組み込まれるコメディシーン。

主にカラー作品についているコメントがまたユーモアあって面白い。

私、今さらだけどエロイカ買い揃えるわ!と決意。

見ごたえありすぎて、最後の絵の辺りで閉館10分前になっていてあわててグッズ購入。

もっと何回も見にきたら良かったなあと少しの後悔とたくさんの満足感をかみしめて帰路についた。

小磯記念美術館、こじんまりしていて落ち着いた雰囲気の素敵な良い美術館だな。