「寝押し」って

ご存知ですか?


今はやられている方が
いるのかどうかわかりませんが、


かなり昔のこと

寝る前に蒲団の下にズボンを敷いて
折り目をつけたことがありました。


1960年代(昭和30年代後半)からは
「ズボン」の折り目をつける
ズボンプレッサーという電気器具も
流行りましたね。


最近はズボンという呼び方も
あまり使われていませんね。


スラックス、パンツ、トラウザーズですか?

「ズボン」はフランス語で
ペチコートの意味の「jupon」から
きているそうです。


「トリビアの泉」では
ズボンをはくときに足がズボンとはいるから
「ズボン」の名称になったと
取り上げていましたが、いかがなものでしょう。


さて、本日も
古い楽曲がカラオケで
甦ったという話です。


日本のハワイアン音楽の
草分けといえば大橋節夫ですが、
「大橋節夫とハニーアイランダース」を
結成したのは
1948(昭和23)年でした。


1967(昭和42)年に発売され
後に石原裕次郎や五木ひろしが
カヴァーした自作曲「倖せはここに」は
昭和の名曲として有名です。


この曲ほどは認知されていませんが
ご本人が作詞作曲された
佳曲のタイトルが
本日の前ふりそのまま、
大橋節夫の「スボンの折目」でした。


ズボンの折り目に気をつかって
アイロンをかけていたと思われる女性が
別れた男性の生活を気遣うという内容の詞が
いかにも昭和のポップスといった感じでした。


♪ お酒も酔えないワ
  タバコもにがいの
  今でも貴方は
  一人で居るかしら
  ズボンの折目は
  つけてネ


発売は1976(昭和51)年。



ダムオヤジの歌探し、生きがい探し-ズボン


1コーラスが短めですが、
シンプルできれいなメロディや
詞のテーマといった点から
平岡精二がペギー葉山に
提供した「爪」に似ています。


ハワイアンというよりも
ジャジーな感じで
なかなか心地よい。


この曲、
やしきたかじんが
テレビの番組で
この曲をアカペラで
歌っていたという話を
聞いたことがあります。


今回タイトルに
大橋節夫Jrを付け加えたのは
この曲が大橋節夫バージョンではなく
ご子息の大橋節夫Jrバージョンとして
カラオケのPremier DAM限定で
「グッバイ・ホノルル」とともに
配信されたから。


2007(平成19)年に

アルバム「Forever~大橋節夫を歌う~」が

発売されていました。


配信と同時にこの曲を
歌ってみましたが、
この雰囲気はわりと好きな方が多くて
地味ではありますが
昭和ポップスのスタンダードとして
残したい曲のひとつです。


旗照夫の「あいつ」や

べぎー葉山の「爪」のお好きな方に

ぜひ、おススメしたい曲です。