今年も一年、マイペースながら
なんとかブログを続けることができました。


気まぐれな歌好きオヤジのブログに
訪問していただく皆さんには
いつも感謝の気持ちでいっぱいです。



さて、今日は大晦日
今年最後の記事を何にしようかと考えた末、
紅白やレコード大賞の話題には一切ふれずに、


12月も終わりということで、
「13月の雨~せめて雨が止むまで~」という曲を歌っていた
清水綾子のことを書きたいと思います。



ダムオヤジの歌探し、生きがい探し-清水綾子



歌好きな私が歌を通じて
親しくおつき合いさせていただいている
清水綾子さんは、
今年歌手デビュー20年を迎えました。


1988(昭和63)年、
作詞荒木とよひさ、作曲堀内孝雄、編曲服部克久の
「旅愁人~たびびと」でデビュー。


この曲で、この年の日本レコード大賞や有線大賞の
新人賞にノミネート。


メガロポリス歌謡祭をはじめ次々と新人賞を受賞。


透明感のある心地よく響く声と
抜群の歌唱力が魅力でした。


「旅愁人~たびびと」は
1991(平成3)年リリースの堀内孝雄のアルバム
「TASTY」にセルフカヴァーが収録されています。


1988年には初のアルバム
「FROM TOMORROW」が湯川れい子の
プロデュースで発売されました。


このアルバムが異例だったのは
デビューしたばかりの新人歌手の
アルバムということだけではなく、


湯川れい子をはじめとしたプロの作り手たちの
彼女への熱の入れ方。


全12曲のすべての作詞を荒木とよひさが手がけ
作曲陣も堀内孝雄、三木たかし、杉本真人(眞人)に


フォークグループ三輪車のメンバーから
作編曲家に転身した山崎稔(山崎一稔)や、
やしきたかじんの楽曲などで活躍しはじめた鹿紋太郎、


アレンジは河村栄二、林有三、服部克久と豪華。


演歌系でもなくアイドル路線でもない
曲のクオリティにこだわったポップス寄りの曲を
19歳になったばかりの
歌唱力のある歌手に歌わせたいという
コンセプトが今振り返ると見えてきます。


このアルバムの中から1989(平成元)年には
作詞荒木とよひさ、作曲杉本真人(眞人)の
「うさぎ」がシングルカット。


こちらもなかなかの佳曲です。


「旅愁人~たびびと」はジョイサウンドに
「うさぎ」はジョイサウンドとUGAに配信されているのに
どちらもDAMには配信されていないのが残念。


翌年、1990(平成 2)年には
2枚目のアルバム、「JINE BRIDE」をリリース。


全9曲の収録曲のうち
「もう一度抱きしめて」がテレビ東京「月曜女のサスペンス」主題歌、
「さよならをもう一度」がテレビ朝日「凪の光景」主題歌、
シングルカットされた「愛するひとのために」は
フジテレビ「照姫七変化」テーマソング、
「街角」はMBSテレビドラマ「姑ふたり大家族宣言」主題歌


そして、
作詞荒木とよひさ、作曲杉本真人
1989年発売のシングル曲「わたしは私」は
第18回東京音楽祭に日本代表出場参加曲と、
1枚のアルバムにこれだけ盛りだくさん。


これも異例なことです。


1991(平成2)年にAYAKO名義でリリースした
「夜の数だけ愛しているから」は
テレビ朝日「トゥナイト」のエンディングテーマに採用されました。

作詞は女優の高樹沙耶(益戸育江)。


作曲はJ-POP時代を礎を築いたメロディー・メイカー織田哲郎。


日本テレビ系のバラエティ番組
「はじめてのおつかい」で流れる
B.B.クイーンズの「しょげないでよBaby」などのコンビです。


♪ Ah 夜の数だけ 愛しているから
   優雅な愛の 達人になるのよ


アップテンポのZARDっぽい感じのこの曲は
歌手清水綾子ではなく
アーティストAYAKOが楽しめました。


この曲はDAMにもしっかりと配信されていて、
カラオケでは隠れた名曲です。


因みにこの曲の次の「トゥナイト」のエンディングテーマが
ガラッとイメージの変わったあの名曲、
沢田知可子の「会いたい」でした。


1993(平成5)年には
日本テレビ系列「いつみても波瀾万丈」のエンディングテーマ
「青空」作詞只野菜摘、作曲安部恭弘(現・康宏)、
さらには3枚目のアルバム「ハーフムーンの勇気」をリリース。


そして、1994(平成6)年に発売されたシングルが
少し演歌寄りの「13月の雨~せめて雨が止むまで~」でした。


羅勲児 との競作となったこの曲は
テレビ東京系「いい旅・夢気分」エンディング・テーマ

作詞たきのえいじ、作曲はなんと、森高千里。


森高千里がつくった演歌としては
城之内早苗に提供した「酔わせてよ今夜だけ」と並んで
隠れた名曲と言える曲です。


私の好きな曲ですが、
DAMに配信されていないのが残念。


カラオケ配信も含めて

清水綾子という歌手の存在と彼女の楽曲を

一人でも多くの人に認知してもらえるよう

微力ではありますがアピールしていきたいと思います。



現在の清水綾子さんは、

楽曲制作・ライブ出演の他、
ボイストレーニング・カラオケ教室講師などで活動中です。


今年11月の20周年記念ライブでは
持ち歌はもちろん、
洋楽曲から演歌まで相変わらずの歌唱で
楽しませていただきました。


さて、横浜近辺の方には嬉しいお知らせですが、
「綱島カルチャーセンター」にて
新講座のカラオケ講師として
本日ご紹介した清水綾子先生が登場します。


講座名は「懐メロ~新曲まで“笑顔でカラオケ”」。  

開講日は
毎月第1・3金曜日 13:30~15:00
2009年1月16日(金)スタート

詳細は、綱島カルチャーセンター 
TEL 045-549-5411(代)


最後はコマーシャルになりましたが
素晴らしい歌唱力を持った歌手による
楽しい歌のレッスンはおススメです。


私は来年もこの講座名のように
「懐メロ~新曲まで“笑顔でカラオケ”」
で行きたいと思います。


皆さん、よいお年をお迎えください。