薬膳とアロマでレモングラスを考える | 中医アロマセラピー教室 dal

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沖縄より中医学・薬膳・アロマセラピーを発信。

昨日は

レモングラスをいろんな視点で考える

オリエンタルアロマ講座でした。

アロマでは

血管拡張や鎮痛、鎮静作用など。

 

五行アロマでは

脾に帰経し、湿熱を取り、気機を調整..

などとされています。

 

薬膳では、文献により帰経が

脾、肺、膀胱、胃とあります。

共通する作用は祛風(風邪を払う)。

この働きで「肺」に作用するのか?

 

また寧心作用といって

精神を安定させる働きもあるとされています。

精油にも興奮を鎮める鎮静作用ありなので

一致するのかな?と考察。

 

同じく精油が持つ血管拡張作用。

血管の平滑筋を弛緩させ、血管を広げる作用ですが

中医学で血管(=脈)を司るのは心。

脈を管理し血を流します。

 

精神安定があり、血管拡張となると

心にも使えるのでは?と考えられます。

 

ここで気になる疑問。

脾の作用が低下すると脾不統血となり

出血症状が現れます。

これは脾の固摂が弱まり

血管を引き締める力が弱くなるような状態。

 

となると、

レモングラスの血管拡張作用が入ると

もっと緩むのではないか?という疑問。

 

レモングラスは鉄分が豊富。

という記事も目にしますが

脾が元気で運化(消化)ができる方なら

鉄分がきちんと吸収されるかもですが

脾気虚、脾不統血の方にはどうなんだろう??

 

 

うーん。難しいけど面白い。

こうやってどんどん掘り下げて深みに入り

身動きがとれなくなるけど

この掘り下げは苦ではない。

 

むしろ、時間があれば

延々と考えていたい。

 

 

と。

こんな感じで一つの植物について

多方面から考えるオリエンタルアロマ講座は

フラワーアレンジとのコラボです。

授業ではもうちょっと気軽に学びます。

 

 

興味がある方は7月から参加しませんか?

1クール(7月~9月)

・7月 ローズ

・8月 ローズマリー

・9月 ゼラニウム

 

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