【このシリーズはフィクションです】

 

南米のA国は天国だ。A国のパスポートを持っていれば、この国にはにノービザで90日まで来られる。一度戻れば、また90間来られる。ここで建築の仕事を不法滞在者に斡旋し、ピンはねだけで大金が手に入るんだぜ。

 

A国のパスポートを入手することはそう簡単ではない。相場はサラリーマン一年の年収だ。筋を通せば大使館より移民の身分を得られる。もちろん、賄賂ということで正式な移民手続きではない。でもパスポートは本物だ。

 

3ヶ月一回A国に戻らなければならないが、バカンスと思えばよい。南米の女は別品だぜ。さすがに毎日三回だと一週間を続くと体が持たない。感染症か性病かわからないが、10日間も寝込んだ。死ぬかと思った。親友が命がけの看病でやっと立ち直った。ちょっとやりすぎかな。少し反省。

 

ある日、事件が起きた。船便でA国に行く途中、洋上のO国で乗り換える際、O国の税関警察に逮捕された。後から知ったが、理由は「移民の経歴があやしい」ということで、偽パスポートと疑われた。1週間近く拘束されたのと、やっと解放された。一応本物のパスポートだからね。

 

今回の教訓は船で移動してはだめだ。高くても航空直行便のほうが安全だ。

 

ビンに閉じ込められたハエは、一旦ふたを開けると、どこでも遠く飛んでいく。と、猫氏はこういった。