キヨ君がいなくなり、新しく入ったはずの羽田さんがいなくなり

そして一番懸念していた姉御が去る事になった。

日々のイジメに耐えられなくなったと言うか・・・日々憔悴して行く姉御を見かねた旦那様に「もう辞めてしまえよ」と言われたらしい。


まぁ、その方がいいよね。

できるならやめて欲しくはないんだけども、引き止める事なんてできやしない。

あんな上司がいる職場、私だって辞めたいもの・・・。


そして、もう一人居る夜勤のベテラン先輩もそろそろ辞める事を考えてるという話を聞いた。

どんだけ人手不足になるんだろうか、この職場は・・・。


「姉御いなくなっちゃうの困るなー。よくやってくれてたんだけどなー。」


と、イジメてた本人が何を言うか!と怒りを募らせる。

ってか、本当どうするの?このままじゃ、全然シフト埋まらないんですけど?


「ユイちゃん夕方からのシフトに入らない?」


ほら来た。またわけのわからないシフト調整。

私は夜勤がいいんですわ!!


「ちょっと時間帯的にムリですねぇ」


「いやー。大丈夫だよ!夕方からのシフトやろうよ」


何が大丈夫なの?その判断をするのは私であり、なぜムリなのか理由をお前は知らないであろう?


「終電なくなって帰れなくもなりますし、本当にムリですよ~」


「俺、車で送るからさ!」


「え、いいです。本当無理です」


嫌です。と言いそうになったのを必死で堪えた。

車で送られるとか、どんな拷問だよ。

ってか、飲み歩いてるくせによく言いますね?

結局、主任の注意を聞いて飲むの抑えてたのも2週間くらいで・・・また酒臭さ全力の癖に本当勘弁してくれよ。

ちょっとだから大丈夫みたいな勢いで、飲酒運転で送られるとか絶対嫌ですし。

あんな狭い密室であなたの匂い嗅ぎ続けるとか拷問でしかないですし。

寝言は寝て言え。と言うか、酒抜けきってないの?まだ、酔ってるの?


そんなやりとりを何回したかわからない。

本当に、諦めない。

だが、断固拒否である。

普段なるべく穏便にしてるせいか、絶対に出ませんからと強く出れば、なんとか諦めてはくれたようだった。


しばらくは姉御の穴埋めは支配人がする事になり・・・

サクラの精神がマッハで削れていった。

あかん・・・このままではサクラまで辞めてしまう・・・。

私の唯一の癒しのサクラが辞めてしまう。

それだけは困る!!マジで困る!!!


なにせ、今までイジメてた相手が居なくなってしまったのだ。

次のターゲットが誰になるのかと、私とサクラは怯えていた。

一番危ないのは一緒の時間帯にいるサクラだったのだが、そこまでひどくキレられる事もないらしかった。

それでも、キレられる事はあるんだけども・・・

キレられなくても色々ダメージは喰らうわけなんだけども・・・。


私が入って3ヶ月半・・・3人目のバイトが辞めてった。

今の支配人になってから辞めた総数は7人目らしい。

支配人が来てからまだ4ヶ月半である。なかなかいいスピードだね。