韓国ライフ

韓国ライフ

韓国での生活、あれやこれ

 

今日は、日本との違いにも触れつつ

韓国の妊娠・出産事情(文化)をつらつら書いてみようかと思います。

 

 

 

 

 胎名

 

 

まず「胎名」について。

 

韓国語で 태명(発音:テミョン) というのですが、

お腹の中にいる赤ちゃんにつけるニックネーム

恐らく日本でも、生まれる前から(実際に生まれた後の名前とは別に)赤ちゃんに愛称を付けて

お腹の中にいる時から話しかけたりするお母さんが少なくないと思うのですが

韓国ではこれが習慣になっています。

どれくらい習慣化してるかというと

産婦人科や、後述する調理院の問診票・受付表に記入欄があるくらい。

 

問診票にも記入欄があるんだ!とびっくりしました。

単語だけ翻訳しても最初は何かわからなかったので、ググって分かった言葉でした。

 

良い文化だなと思っています。

 

私は今お腹の中にいる子にコンちゃんと名付けて、

たまに呼びかけたり話しかけたりしています。笑

コンちゃんの由来は、韓国語で「健康」を表す単語が「건강(発音:コンガン)」というので

その最初の文字をもらって。健康に育ってくれますようにという願いを込めて。

元気に育ってくれますように!

 

 

 

 出生前診断

 

 

次に出生前診断について。

 

めっちゃ余談ですが、コウノドリのドラマを見るまで

読み方を「しゅっせいまえ」診断だと思ってました・・・

 

「しゅっせいぜん」診断か、「しゅっしょうまえ」診断が正しい読み出そうで。

お恥ずかしや。笑

 

 

ちょっと恥ずかしいので小文字にしましたが笑、本題。

 

これについては2回前の記事にもサラリと書いたんですが

韓国では出生前診断が通常の検査の1つのような形で行われています

こちらから「その検査は受けません」と言えば検査は受けなくて良いそうなのですが。

※診断費用は通常の検診費用と別途かかります

私も1回目の検診の時に、

2種類(母体血清マーカーとNIPT)の出生前診断の説明を簡単にですが受けて

「次回の検診でどっちの方法で受けるか聞くので、決めてきてください」

と言われました。

 

細かい説明は受けなかったんですが、

30歳以上の妊婦は基本的に受ける流れで進むようです。

30歳未満は希望制なのかな。

(私は34歳なもので、30歳未満の場合どうなるのか、よくわからず・・)

 

日本だと自ら希望して、

カウンセリングを受けてからって感じですよね?確か

(日本での妊娠も経験がないので詳しくは分かっていないのですが・・・)

 

それがすごく自然に、というか

普通に行われていて、少しびっくりしました。

 

で、2回目の検診で、お医者さんに「どっちか決めましたか?」と聞かれ

「NIPTで」というのを伝えると

そのまま採血&採尿する部屋へ〜 という感じでした。

 

ちなみに結果は2週間後くらい、と言われてたんですが

実際は1週間ちょい、8日後くらい?で、

SMSにメッセージが来ました。

「○○病院です。NIPTの結果、ローリスク判定でした。ありがとうございました」(韓国語&英語)

という簡易な文章のみ。

 

合理的というか、効率的というか。

 

出生前診断を受けるか否かについては、いろいろな考え方があると思うし

私自身の考え方を書くのも、どうしようかと思ったのですが・・・

当時色々考えたことを残しておくのも悪くないのかなと思うので

少しだけ。

 

私は妊娠する前は、

出生前診断は「もし陽性だったときにどうするか」を決めてから受けるべきなのかなと思っていました。

(今もその考え自体を正しくないと思っているわけではないです)

でも、実際に妊娠すると、もうすでにお腹の子がすごく愛おしいし、

どんだけ悩んでも事前には決めきれないなと思ったのでした。

 

悩んだ結果、出生前診断自体はまず受けようと決めました。

理由は以下の2つ。

 

・今年35歳になる年齢で、初産であること

(正確には、生まれてきてくれるタイミングではギリギリ34歳なのですが、

それでもギリギリなので、自分の中では高齢出産にあたると考えています)

 

・もし、生まれてきてくれる子が何らかの障がいを持っている可能性があるなら

生まれてきた時に知るよりも、生まれる前から知ることができた方が

心の準備も少しはできるだろうし、

公的な補助などについても、事前に色々情報収集をして、できるだけ環境を整えておくこともできるだろうということ。

(それからその場合、実家は日本にあるので、

韓国じゃなくて言葉に不自由を感じない日本で産んだ方がいいのかなと思っていたこともあり)

 

もちろん、出生前診断ではわからない、

遺伝的疾患でない病気や何らかの障がいを持って生まれる可能性もあることは重々承知なのですが。

 

陽性だった時にどうするかは

夫とじっくり話し合って決めようね、と話して

診断自体は受けることにしました。

 

結果、陰性だったので、韓国での妊娠継続を決め、

健康に生まれてきてくれることを願っている毎日です。

 

 

あ、ちなみに、私のNIPTの費用は日本円にして16万円ちょっとでした。

やはり少々お高め・・・ 日本で受けるのと同じくらい?

韓国では、大学病院でなければ6万円くらいでNIPTが受けられるそうです。

それもあって出生前診断が広まっているのかなと思います。

 

 

 

 産後調理院

 

 

 

最後に産後調理院について。

 

これは出産後に2〜3週間程度利用するお母さんが多いそうなのですが、

簡単に言うと

ホテルのような場所で、お母さんの面倒と赤ちゃんの面倒を一緒に見てくれるような施設です。

 

施設によってサービスの内容と価格が違うようですが

お母さんの分のご飯は全て作ってくれて、

24時間赤ちゃんの面倒を見てくれて(お母さんとの触れ合いももちろんアリ)、

お母さんに産後マッサージを施してくれる、というのが一般的な様子。

お母さんが産後の身体をゆっくり休めて調子を整えられるようにするための施設だそうで。

 

せっかく韓国にいるなら利用してみたいな〜と旦那に言ってみたところ

良いよ〜と許可をいただけたので

私も利用予定です。

 

で、この調理院の予約タイミングなんですが、思ったより早かった。

妊娠12週くらいで予約する人が多いそうです。

私はいわゆる安定期(16週)に入ってから探せばいいかなと思ってたんですが

2回目の産婦人科検診が11週であり、

そこで通訳さんに「みなさん大体12週くらいで予約されてますよ」と聞いてびっくり。

え〜そんなに早いの?と。

 

そこで慌てていくつか検索して、

家から1番近くの調理院がホームページ見る限り綺麗なところだったのもあり、

行ってみることに。

 

ここでまた困ったわけなんですが

大体の調理院が予約受付を電話でしてるんですよね・・・

 

電話、1番苦手。(まだ聞き取れない&話せない)

ていうか、ほぼ無理。笑

 

参ったなぁと思っていたら、

NAVERマップからチャットで問い合わせができるのを発見!

 

全ての調理院が同じじゃないかもしれませんが、

ホームページの問い合わせにチャットやメールがなければ

NAVERマップで調理院のページをチェックしてみると、チャット(文章)で問い合わせできるかもしれません。

 

早速ここでコンタクトを取ってみる。

(1通目のチャットは3日くらい経っても返事がなかったので、催促してみたらすぐ返事が来ました)

 

そうすると、

見学は可能だけど、できれば通訳をつけてほしいと。

(通訳が見つからなければ翻訳アプリで会話をしましょうとは言ってくれました)

 

おお・・ 2回目の参った。

 

有料で通訳を誰か雇うか・・・?とも思ったんですが

普段、韓国語を習っている先生(旦那の会社で契約している方)に、

思い切って頼んでみました。

快諾してくれまして、付き添っていただき、無事見学も終えました。

(詳細は伏せますが通訳の費用はお支払いしました)

 

通常、もう1〜2ヶ所見学してから決めるそうなんですが

即日決めてしまいました。笑 (旦那の許可も取りました。)

即日決めた方が安かったというのもあり。

(結婚式場の予約を思い出しました。今日決めてもらえれば○万円安いです!とかあったな・・・と)

「本当は即日決めてもらうとこの値段なんですが、1週間くらいなら待ちますよ」と言ってもらったんですけど、

そこはもう私の出産予定月が1枠しか空いておらず

(というか、直前まで満杯だったけど1つキャンセルが出て予約可能になったところだった)

他は家から少し距離があったので、

ここが良いです!ということで。笑

 

こちらの調理院の詳細は、おそらく実際に使用した後の方が詳しく書けると思うので

またその時に。

 

 

 

今日はこの辺りで終わりたいと思います。