寝ながら健康法[寝坐禅] 1 | 免疫力・自然治癒力の向上

免疫力・自然治癒力の向上

「坐っているとき・寝ているとき」の姿勢が大切だと知ることです。

1 改訂しました。

長文になったために、1・2・3・4 に分けて載せますのでお読みください。



 自然治癒力を涵養する

白隠禅師の「内観の秘法」のおどろきの効果

これは簡単!!「寝ながら健康法」

臨済宗(りんざいしゅう)中興(ちゅうこう)()といわれる白隠(はくいん)禅師(ぜんじ)が執筆した

夜船(やせん)閑話(かんわ)(1756年)のなかに、

内観(ないかん)秘法(ひほう)」(寝坐禅)「軟酥(なんそ)(ほう)」(坐禅)が説かれています。



「内観の秘法」とは、白隠禅師が、禅病(不治の病)を治すために取り入れた寝方です。この寝坐禅を、大衆向きに、日常生活で実現可能である健康法として解き明したのです。



[総 論]



 良い姿勢は身心が健康な証拠であることは知っていても、今日の生活環境の中で良い姿勢を身につけることすらできない状況に置かれていることに気が付いていないのです。

良い姿勢とは、なんぞやと尋ねると背筋が伸びていればよいではないかとの答えが返ってきます。人間は、二本足の動物であることを忘れて、腰から上だけの姿勢の問答しかされていないのです。坐っているときの足、寝ているときの足の位置についての問答は皆無です。両ひざを揃えて坐っている、寝ていると自然と姿勢が良くなるのです。

両ひざを、揃えて歩いている、走っている姿は誰が見ても整っていると感じるでしょう。

では、坐っている、寝ているときに、両足は開いていてよいのですか。考えてみてください。

地球の磁場の影響を受けて生活している人間は、常に重力(引力)を感じる姿勢が自然体です。

坐っているときに、腰を曲げたままになり、足が床に着いていない、足を組む、また、寝ているときに、仰向けのときは、股を拡げて左右対称でない足になり、その上足を捻らせている。又、横向きで寝ている間に、両足は交差させていますので、左右対称でない足癖になって、股関節を痛める原因になり、その姿勢を続けることで、悪い癖が身につくのです。

坐っている、寝ている姿勢が、重力に身をゆだねてない姿勢を続けることで自然治癒力の活力が湧かない体になるのです。

丹田は、呼吸法の代名詞のように言われていますが、実は体の重心であり、

白隠禅師も、「心気を丹田におさめよ」言われているように、大事なところであります。丹田の周囲の臓器の疾患を生じさせるのは、体の歪めるような姿勢を続けることで、体の重心が動くことで生ずるのです。

殆どの椅子の座面が、後傾座になっています。後傾座に坐り続けることで、

腰、背筋を曲げる原因を助長し、下肢の血行は悪くなるし、足がむくむ、冷える、腰痛等の症状がでます。その影響は、体の重心を狂わせることに繋がります。

左右の股関節を歪めると、仙骨、骨盤も歪めることで、脊柱も歪めることになります。脊柱には、脳と繋がっている脊髄神経が通っているところです。

脊髄神経は、知覚神経、運動神経、自律神経などがあり、脊柱が歪むことでさまざまなトラブルが起こるようになります。とくに内臓をコントロールする自律神経のトラブルは、腰痛、偏頭痛、消化器系、泌尿器系、生殖器系、呼吸器系の病にかかりやすくなります。

この日常の症状の積み重ねが、未病から病気に進行していくのです。

毎日の坐っている、寝ている姿勢について疑問を持つことなく生活し、その姿勢から未病、病気、要介護、障害者の体調の悪化が増加し、福祉予算の増大、医療費高騰の原因にもなっているのです。

坐禅と言えば、精神修養と考えられていますが、実は姿勢を正すことがまず大事なのです。

坐禅している時の、両手の合わせた位置は丹田です。体の重心である丹田に、「気」を集めることで「元気」になる流れを知った白隠は、健康を回復し、この健康法を実践したのです。



[血液循環と自然治癒力]



 血液は、足の先から頭の天までが流れています。血液の流れが悪いと免疫力が低下し、その兆候として冷えを感じるようになります。つまり、血液は全身の体温調整もしているのです。心臓から出た血液が足の先に届いたときには、血液温度は下がっているのです。何故下がるかと言えば、心臓から遠いからからだけでなく、坐っている、寝ている姿勢が悪いと血液の流れが悪くなるからです。その主な原因は、左右の股関節の歪みにあるのです。両ひざを揃えることで、股関節は左右対称になります。二本足の人間にとって、股関節は、上半身を支える重要な関節です。股関節が左右対称であり整っていると姿勢はよくなります。医学では、股関節の重要性を全く解明されていないのです。

磯谷療法の磯谷公良先生は、股関節の重要性を説かれているので、是非お読みください。

体の各部の骨の連結は、筋と筋肉で構成されています。それが関節であり、正常な骨格の姿勢を保つのに、とても大事です。関節の周りには、神経、血管があります。それ故に、関節を緩めることで、血液循環、免疫力が向上すると、免疫力で有名な新潟大学安保徹先生も言われています。腰椎、脊柱、頸椎の椎間板も関節と考えます。

下肢の血行が良くなると上半身の血液循環が良くなることは、文献でもはっきりしています。

坐っている、寝ているときに下肢の血行が悪くなる原因を取り除くことで上半身の血液循環が良くなるのであれば、その原因を取り除けば良いことになります。全身の血液循環が良くなることは、体温も整いますので、低体温、高、低血圧にもよく、免疫力も向上につながります。

両ひざを揃える姿勢を続けることは、即ち姿勢が良くなることです。こんな簡単な論理が何故今日まで明かされなかったかと考えると、西洋医学は、対処治療の進歩と臨床分析を重要しすること優先し、それに対して、古くからある漢方療法等は、真意の伝承の解釈が各々違うために、一人ひとりの療法の結果が伴わないために疎遠の傾向になったのです。

自然治癒力の向上させるためには、西洋医学では無理があります。

しかし、理屈がどうであれ、人間の体は、人種が違っても、両ひざを揃え、体の重心が整うと、自然と姿勢が良くなり、下肢の血行が良くなるのです。

下肢の血行が良くなることで、上半身の血液循環が良くなるので、体温も整い、自然治癒力が高まるのは間違いないのです。頭の天まで血液の流れも良くなるので、脳が活性化されるので、体を正常にコントロールする働きはじまります。即ち、自己の責任で、自然治癒力を涵養することです。

薬、サプリメントを飲用している人は、脳を鈍くさせているので、下肢の血行が良くなっても、良くなった感覚が判らないようです。つまり、薬、サプリメントは、自然治癒力を後退させているのです。

寒くなりますと、昔からしょうが湯は体を温める自然食品として飲用されていますが、確かに上半身は温まると感じますが、下肢の血行が良くなった事例は聞いたことが有りません。また、お酒を良く飲み、肝臓を痛めている人に、足が温かくなりますかと聞いてみてください。脳は酔っ払いますが、上半身が温かくなるだけで下肢は温かくならないのです。つまり下肢の血行を悪くしている癖がついているからです。

血液循環を良くするには、重心を保つ姿勢が大切であり、その姿勢を続けることで深い呼吸も身につき、精神も落ち着きます。集中力が増すことで、脳もよく働きますので、自然治癒力が向上することにつながるのです。






2 に続きます。

最後までお読みください。

あなたは、健康的な寝姿をしていますか。