朝の我が家は戦場である。
無駄にしていい時間は一分一秒と無い。
そして、その事実が理解できず、隙あらばぼーーーっとしている子供が約一名。
「ムスコ~ッッ!! 動きが止まってる! あと20分で出発だよ、急げ~!!」
このセリフをほぼ5分おきに言わないと、ムスコの朝の身支度は進まないのだ。
何で?どうして?
私が目を離した隙に、だれかがムスコの一時停止ボタンを押しているとしか思えない。
私自身の着替えのためにちょっと別の部屋に行ってもどってくると・・・・ほらね、やっぱり止まってる。
「ムスコ~ッッ!! 一時停止ボタン押されてる、押されてる!」
「もう!ムスコにそんなボタンはついてないの!」
「いいや、押されてる。絶対こっそり押されちゃってるね。押されないように油断しないで気をつけてなさい」
ぶつぶつ言いながらも、また朝食を食べ始めるムスコ。
「ところで、今日のお道具はもうそろってるんだろうね?」
「・・・・あ!忘れてた!」
いつもは前日に自分でそろえさせるのだが、この日はもう完全に時間が無いので、久々に私が時間割の準備をした。
「あれ?音楽の教科書がないよ。どうした?学校に忘れちゃった?」
「・・・・えーっとねえ、学校でなくしちゃったの」
「え? なくしたの? そのことはもう先生には言った?」
「・・・・えーっとねえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・(30秒経過)・・・・・・確か、言ってない」
どうしておまえは、自分自身の行動を思い出すのにそんなに時間がかかるんだい?
「そう、でもそれは言った方がいいよ。連絡帳にも書いておこう。それで、音楽の教科書が無くて、音楽の時間に困らないの?」
「ううん!困ってないよ!」
どうしておまえは、そこは即答なんだい?よく考えてごらん?
(後でもうちょっと突っ込んで聞いたら、隣りの子に見せてもらってるからへっちゃらとのこと。おまえは困ってなくても、お隣に迷惑なのだが)
今日もまた、朝の戦争が始まる。
見えざる敵から、ムスコの一時停止ボタンを死守するのだ!
無駄にしていい時間は一分一秒と無い。
そして、その事実が理解できず、隙あらばぼーーーっとしている子供が約一名。
「ムスコ~ッッ!! 動きが止まってる! あと20分で出発だよ、急げ~!!」
このセリフをほぼ5分おきに言わないと、ムスコの朝の身支度は進まないのだ。
何で?どうして?
私が目を離した隙に、だれかがムスコの一時停止ボタンを押しているとしか思えない。
私自身の着替えのためにちょっと別の部屋に行ってもどってくると・・・・ほらね、やっぱり止まってる。
「ムスコ~ッッ!! 一時停止ボタン押されてる、押されてる!」
「もう!ムスコにそんなボタンはついてないの!」
「いいや、押されてる。絶対こっそり押されちゃってるね。押されないように油断しないで気をつけてなさい」
ぶつぶつ言いながらも、また朝食を食べ始めるムスコ。
「ところで、今日のお道具はもうそろってるんだろうね?」
「・・・・あ!忘れてた!」
いつもは前日に自分でそろえさせるのだが、この日はもう完全に時間が無いので、久々に私が時間割の準備をした。
「あれ?音楽の教科書がないよ。どうした?学校に忘れちゃった?」
「・・・・えーっとねえ、学校でなくしちゃったの」
「え? なくしたの? そのことはもう先生には言った?」
「・・・・えーっとねえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・(30秒経過)・・・・・・確か、言ってない」
どうしておまえは、自分自身の行動を思い出すのにそんなに時間がかかるんだい?
「そう、でもそれは言った方がいいよ。連絡帳にも書いておこう。それで、音楽の教科書が無くて、音楽の時間に困らないの?」
「ううん!困ってないよ!」
どうしておまえは、そこは即答なんだい?よく考えてごらん?
(後でもうちょっと突っ込んで聞いたら、隣りの子に見せてもらってるからへっちゃらとのこと。おまえは困ってなくても、お隣に迷惑なのだが)
今日もまた、朝の戦争が始まる。
見えざる敵から、ムスコの一時停止ボタンを死守するのだ!