【ウクライナに勝利を】ウクライナ軍、集落ニューヨークの一部を奪回 | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

【ウクライナに勝利を】ウクライナ軍、集落ニューヨークの一部を奪回




じわじわ支配領域を広げているクルスクのウクライナ軍。一方のドネツク方面は相変わらず良くない。 




この方面におけるナチスロシアとウクライナ軍の戦力比は5対1ともいわれて、ウクライナ軍は苦戦を強いられている。そんななか、3個旅団規模の援軍が到着したと言われていて、一部で反撃に出ているウクライナ軍。


【ウクライナ軍が東部の集落ニューヨルク方面で逆襲、一部を奪還 増援奏功
David Axe

ウクライナ東部ドネツク州の集落ニューヨルク(ニューヨーク)の破壊された穀物倉庫に6日か7日、ウクライナ陸軍の第53独立機械化旅団がウクライナ国旗を掲げた。この旗は、1カ月ほど前にロシア軍にほぼ全域を制圧されていたニューヨルクの中心部に、ウクライナ軍が戻ってきたことを告げるものだ。

これは孤立した出来事ではない。ウクライナ軍は東部戦線の複数の正面で反撃に出ていて、ロシア軍の攻勢を鈍らせている。ロシア軍は昨年、東部戦線の複数の軸で攻勢を開始し、そのひとつでは今年2月半ばにドネツク州アウジーウカを占領した後、同州のポクロウシクとその死活的に重要な補給線に向けて進軍している。

ニューヨルクはアウジーウカから北へ20kmほどに位置し、アウジーウカ─ポクロウシク軸とは別の軸にある。

ロシア軍はなお、いくつかの正面で前進している。この週末にはポクロウシクの東13kmほどにある集落フロジウカの一部を制圧した。しかし、ウクライナ軍による反撃はロシア側の計画を狂わせるとともに、ウクライナにとっては、今年に入ってからも長く厳しい戦いが続いてきた東部で、かすかな希望の光になっている。

先月にニューヨルクの失陥を招いたのは、ウクライナ側の兵力不足だった。この兵力不足は、8個かそこらの旅団から引き抜いた精強な部隊でロシア西部クルスク州に侵攻を仕掛けるという、ウクライナ最高指導部が下した評価の分かれる決定も一因だった。

この逆侵攻作戦は、ウクライナ軍による東部の戦線を安定化させる努力を損なった。ウクライナの調査分析グループ、フロンテリジェンス・インサイトは「安定化の努力に振り向けられる部隊の数が大幅に減少した」と指摘している。

それでもウクライナ軍参謀本部は、クルスク州でロシア側の脆弱な防御を突くために追加部隊も送り込みながら、5個旅団相当の小規模な予備兵力をどうにか生み出した。一部は、国防省ではなく内務省に所属する国家親衛隊の部隊を活用した。

国家親衛隊は昨年、複数の旅団を拡張・強化し、いわゆる「攻撃護衛」部隊に編成し直していた。この部隊には、第12特務旅団アゾフ(通称「アゾフ旅団」)や、ポクロウシクのすぐ南東に投入されるやただちに反撃に乗り出した第15作戦任務旅団(通称「カラダフ旅団」)が含まれる。

国家親衛隊部隊の投入は、ニューヨルクの部分的解放につながった。アゾフ旅団の部隊に増援され、第53機械化旅団はT-72戦車やT-64戦車、BMP歩兵戦闘車で攻撃に出ることができた。

もっとも、戦闘が終わったわけではない。ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は7日の作戦状況評価で「ニューヨルクの北部と東部、ニューヨルクの北方、そしてニューヨルクの北に隣接する(集落)ネリピウカの東部で交戦が続いている」と報告している。

また、第53機械化旅団がニューヨルク中心部に攻め込んでいたころ、ロシア軍はニューヨルクの北3kmほどに位置するトレツク市の東の外れにある集落ピブニチュネに進軍していた。

ウクライナ東部の戦線は現在、ロシア軍の攻撃とウクライナ軍の反撃が入り混じった状態になっている。ロシア側が小さな勝利を重ねて引き続き少しずつ押し込んでいる場所もあれば、ウクライナ側が小さな勝利を収めて土地を保持したり、さらには少しばかり取り戻したりしている場所もある。

ウクライナ側の防戦・後退一色でないというのは、東部で戦うウクライナ軍部隊にとってここ数カ月でもっともよいニュースである。

(forbes.com 原文)】
 
今アメリカが、ウクライナへの供与兵器による、ロシア領土攻撃の制限を解除するかどうか思案中だとか。どうも解除の方向らしいが、早いとこ頼む。ナチスロシアがNATOの脅威を感じているとか、プーチンのレッドラインとか、真っ赤な嘘だから。本当に脅威と思っているなら、こうやって挑発なんかしねぇよ。



【ロシア無人機、NATO加盟国ラトビアで墜落-ルーマニア領空も侵犯
Aliaksandr Kudrytski、Andra Timu

(ブルームバーグ): ロシアのドローン(無人機)攻撃がウクライナ以外にも広がりを見せている。週末には北大西洋条約機構(NATO)加盟国のラトビアにドローンが墜落。ルーマニアでも領空侵犯が報告されている。

 ラトビアのリンケービッチ大統領は8日、ソーシャルメディアの「X(旧ツイッター)」への投稿で、同国東部で7日にロシアの軍事ドローンが墜落したことを明らかにした。

 ドローンは隣国ベラルーシからラトビア領空に入り、レーゼクネで墜落したと、ラトビア防衛省がウェブサイトで発表した。レーゼクネはロシアとの国境から西に約55キロメートル、ウクライナ国境の約700キロメートルに位置する。

  ラトビア外務省はこの件で話し合うため、ロシアの代理公使を呼び出した。国境地域と領空、領海の防衛を強化する計画だという。

  ルーマニアでも7日夜にロシアのドローンが領空を侵犯し、外務省は8日の声明でロシアに国際法の順守を求めた。

  ルーマニアは国境に近い地域の住民に注意を促すとともに、予防的措置としてF16戦闘機2機をスクランブル発進させた。政府はNATO同盟国にも通知し、緊密に連絡を取り合っているという。

  ロシアのウクライナ攻撃は続いており、爆発物を搭載したドローン「シャヒード」23機と巡航ミサイル4発を一晩でウクライナに発射。ウクライナ空軍がソーシャルメディアのテレグラムに投稿したところによると、このうちミサイル1発とドローン15機が迎撃された。

原題:Russian Drone Crashes in NATO Member Latvia, Its President Says(抜粋)】



ロシア黒海艦隊は、艦隊すらないウクライナ軍の猛攻に耐えきれず、セヴァストポリからノヴォロシースクに逃げたわけだが、このほど、そのノヴォロシースクにも、ウクライナの水上自爆ドローンが猛攻を仕掛け、大炎上中という情報が(笑)。ロケットタイプの自爆ドローンといい、ウクライナの技術革新スピードが普通じゃない。

 
【溶融金属降らせるウクライナ軍の「ドラゴンドローン」、ロシアが恐れる戦場の新機軸

(CNN) ウクライナ軍は火炎を噴出しながら飛ぶ「ドラゴンドローン(無人機)」を配備し、領土侵攻するロシアとの戦争に臨むようだ。このドローンは、かつて両世界大戦で使用され恐るべき威力を発揮した兵器に現代風の仕掛けを施したものだ。

SNSテレグラムを含むソーシャルメディアにウクライナ国防省が4日投稿した一連の動画には、大量の火炎を投下しながら低空飛行する複数のドローンが映っている。火炎は実際のところ溶融金属で、ロシア軍が森林地帯に構えた陣地に降り注いでいる。

火炎の正体はテルミットと呼ばれるアルミニウム粉と酸化鉄の混合物。最大2200度で燃焼し、地上の木々を即座に焼き払う。ロシア軍の兵士を直接殺傷、無力化することはないとしても、ドローン攻撃によって彼らは身を隠す場所を失う。

ドローンから放たれるテルミットが神話に登場するドラゴンの口から吐き出される炎に似ているため、「ドラゴンドローン」の愛称が付いた。

ウクライナ軍の第60機械化旅団は、ソーシャルメディアへの投稿で「敵にとって本当の脅威になる。これほどの精度で敵の陣地を燃やせる兵器は他にない」と強調した。

英国の元陸軍将校で現在は地上戦専門の防衛産業アナリストを務めるニコラス・ドラモンド氏は、テルミットを投下するウクライナのドローン攻撃について、主な効果は敵に恐怖を植え付けることにあると指摘する。

同氏はCNNの取材に答え「ドローンを使ってテルミットを運ぶのはかなり革新的だ。しかしその効果は物理的というよりも心理的なものになるだろう」「私なら攻撃を受ける側に回りたいとは思わない」と述べた。

テルミットは1890年代にドイツの化学者が発見し、当初は線路の溶接に使われた。

しかしすぐに軍事転用され、第1次大戦中にドイツは飛行船からこれを爆弾として英国に投下したと、カナダ・モントリオールにあるマギル大学の歴史資料は記している。

第2次大戦ではドイツと連合国の双方がテルミットを空爆に使用した。爆弾としてだけでなく、鹵獲(ろかく)した敵の大砲を使用不能にする際にも用いられた。

テルミットは焼夷弾(しょういだん)の一種で、同様の兵器にはナパーム弾や白リン弾などが含まれる。

国連軍縮部によると、焼夷弾は大量破壊と環境への悪影響をもたらす可能性がある。

米国は第2次大戦中、悪名高い東京大空襲でナパーム弾を使用し、東京の大半を焼け野原にした。ベトナム戦争でもこれを広範囲にわたって使用している。】


見た目には、森林を焼き払うには適しているが、飛行スピードは多分鈍足だから、戦況にはあまり影響しないかと。
 


【アメリカ陸軍 ウクライナで崇められた「対戦車ミサイル」を“過去最大規模”で発注へ 驚愕の予算になった理由は
乗りものニュース編集部

歩兵用の対戦車ミサイルに約1900億円を投入
 アメリカの航空・宇宙開発企業であるロッキード・マーチンは2024年8月29日、FGM-148「ジャベリン」対戦車ミサイルを過去最大規模で生産する契約を、アメリカ陸軍と結んだと発表しました。

 ロッキードマーチンとレイセオンの合弁会社であるJJVとアメリカ陸軍が結んだこの契約は、総額が13億ドル(約1900億円)に及ぶそうです。これは、ジャベリンの単年度調達計画としては過去最大であり、ウクライナに提供した4000発以上の補充が含まれるといいます。

 ジャベリンはこれまで25の海外顧客を抱えており、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が開始されて以降は大幅に需要が増大しています。そのためJJVは2023年、ジャベリンの年間生産数を2026年後半までに3960発まで増やすと発表しています。

 ウクライナでは、特にロシアによる侵攻が始まった直後の2022年に、同ミサイルでロシア戦車が撃破される映像が度々投稿され、ウクライナ国旗を背景に聖母が「ジャベリン」を手に持つ「聖ジャベリン」なるインターネットミームが誕生したほどでした。

 社長のアンディ・アマロ氏は「ジャベリンは、これまで以上に世界で最も効果的で、実戦で証明された対装甲兵器システムとして認識されています」と述べ、「私たちは、世界の地上軍が利益と主権を守る努力を支援するために必要な能力を生産し、提供し続けます」とアピールしました。】


ジャベリン様々。しかし凄い額の契約だな。



【CIA長官「プーチンはチンピラ…ロシアはウクライナに戦術核使用するところだった」

米国と英国の情報機関トップが並んで公開行事場所に姿を現し、「ロシアの戦争拡大脅迫に屈服してはいけない」と口をそろえた。米情報機関トップはロシアのプーチン大統領を「チンピラ(bully)」と呼び、ウクライナ戦争初期の2022年秋に「ロシアが戦術核兵器を使用する可能性があった」という情報判断も公開した。

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と英秘密情報部(MI6)のムーア長官は7日(現地時間)、ロンドンで開かれたフィナンシャルタイムズ(FT)主催の行事に出席し、このように明らかにした。バーンズ長官は「2022年秋にロシアがウクライナに戦術核兵器を使用するような本当の危険があった」とし「バイデン米大統領が自ら2022年にトルコで開かれた会議でロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官に『そのような形で緊張を高めさせた場合の結果』を警告した。最近もそのようなことがある」と話した。その一方で「ロシアに怯える必要はない」と述べた。

当時ロシアは通常爆弾に放射能物質を入れた「汚い爆弾(dirty bomb)」を「ウクライナが使用する可能性がある」とし、核兵器の使用に圧力を加えた。半面、ウクライナと西側は「嘘の扇動」と反論した。

またバーンズ長官は「プーチンはチンピラだ。我々をを脅迫し続けるだろうが、怯える理由はない」とし「(バイデン大統領が)ウクライナを支援する別の方法を探し出すはず」と話した。

ムーア長官は「ロシアのスパイが激しく行動している」とし、ロシアのスパイが欧州全域で放火などサボタージュ(破壊工作)と疑われる事件を起こしていると主張した。続いて「核戦争への拡大に言及する当事者はプーチン一人だけ」とし「西側はロシアのこうした発言や行動に脅されない」と強調した。

両長官はこの日、FTに同じ趣旨の共同寄稿も載せた。これを通じて「ロシア情報当局が欧州でしている破壊工作、虚偽情報を広める技術の誤用を防ぐために協力している」と明らかにした。CIAとMI6のトップが共同名義で寄稿したのは今回が初めて。

◆「イラン、ロシアにミサイル数百発支援」

一方、ニューヨークタイムズ(NYT)はこの日、米国と欧州の当局者を引用し、「イランが数百発の短距離弾道ミサイルをロシア向けに船積みした」と伝えた。これに先立ち先月初め「数十人のロシア軍がイランで衛星誘導短距離戦術弾道ミサイルFath-360などの使用法の訓練を受け、数百発のミサイルがロシア向けに船積みされる」(ロイター通信)という報道もあった。

Fath-360の最大射程距離は約120キロであり、ウクライナ東部の激戦地のロシア軍が使用する場合、ハルキウ(ハリコフ)などウクライナの主要都市が射程圏内に入る。

ウクライナはこうした動きに反発しながら、米国にロシア本土を打撃できる長距離ミサイルの提供にまた圧力を加えた。しかしバイデン政権はロシアの核兵器使用を懸念してこれを許可していない。また米国は対イラン制裁にも動けずにいる。イランがイスラエルとパレスチナの武装組織ハマスの休戦協定締結の重要な関連国という点でだ。

イランは対ロシアミサイル提供に関する報道に「紛争当事国に軍事支援をするのは非人道的」とし「イランはそのような行動に関与していない」と否認した。】


ナチスロシアのヴォロネジ州に保管されていた、北から供与された弾道ミサイルは、ウクライナの攻撃で派手に吹き飛んだわけだが、今度はイランかよ。テロリストの○人鬼国家共が。


>「バイデン米大統領が自ら2022年にトルコで開かれた会議でロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官に『そのような形で緊張を高めさせた場合の結果』を警告した


ウクライナに核を使用した場合に起こる、アメリカとNATOの全面介入の“おそるべき結果”を、じっくり警告されたんだろう(笑)。それ以来実に大人しい塹壕じいさんプーチン。


ウクライナに勝利を。ウクライナ軍に栄光あれ。ウクライナに自由と正義と真の平和を。