【神武Y染色体王朝】Y染色体は神の遺伝子らしい(笑) | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

【神武Y染色体王朝】Y染色体は神の遺伝子らしい(笑)

眼から女神がうまれたり物から人間が生まれたりと、所詮は神話なんだから、そういった非科学な記述はあってもいいし当たり前だが、それを、神格化や現実の統治体制の正当化の根拠にしてもいいのか?。「神武天皇Y染色体のために皇位は男系血統に限る」なんて大真面目にやってる連中をみると、カルト臭しかしなくて気持ち悪くなる。



問題は、そういったフィクション、科学的根拠も証明も不可能なストーリーを、現実の統治体制に組み入れる場合の問題点。神武天皇は天照のひ孫にあたるそうだが、そもそも天照大神に、Y染色体(笑)という生物的特性が備わっていたのかさえ不明。神武天皇以降、今まで例外なく、神武天皇のY染色体(笑)が受け継がれてきたのかも一切不明。まして、神のY染色体(笑)とは、どんな特別な性質、能力があるのか。特別そんなものがないなら、極論としていうなら、王朝なんか変わっても構わないでしょ。有史以来、一体いくつの王朝や国家が滅んできたと?。王朝交代なんて、ありふれた人類史のひとこまの現象にしかすぎない。2600年以上続いてきた、だからこれからも続くってか?。ただのギャンブラーの誤謬だよ。






男系血統(笑)を正当化したいがため、勝手に天照大神を、単生生殖やら両性具有(科学)に仕立てあげる、自称参政党サポーターさん(笑)。神話というSFを語る一方で、そこに遺伝子工学という現代の科学を融合させ、世にも奇怪な空想SFを平然と語ってまで神武Y染色体を崇めしまうその精神構造は、異様と言うしかない。