【ウクライナに勝利を】ナチスロシア軍の装甲車両、視覚的な証拠だけでも4300両を破壊される | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

【ウクライナに勝利を】ナチスロシア軍の装甲車両、視覚的な証拠だけでも4300両を破壊される

やはり、何度見てもゲパルトは可愛い(笑)。




旧ソ連の構成国で、最近、脱ロシア路線をとる中央アジアの大国カザフスタンが、自国が所有するMiG-31、MiG-27、MiG-29、Su-24といったソ連製の戦闘機100機以上を競売に売りに出し、それを、どうやら米帝様が落札したっぽい(笑)。これが何を意味するかは一目瞭然。一方、ナチスロシアはチャシブヤールでアウディーイウカをも超える損害を叩きだしている模様。とくに、装甲車両の損失の甚大さは、もはや隠しようがない。



【ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシア軍の装甲車狩りにいそしむ 歩兵ごと粉砕
David Axe

ロシアがウクライナで拡大して2年4カ月目に入る戦争で、ロシア軍は兵士を戦場に送り込む2つの装甲車両、装甲兵員輸送車(APC)と歩兵戦闘車(IFV)も大量に失ってきた。オランダのOSINT(オープンソース・インテリジェンス)分析サイト「オリックス(Oryx)」が視覚的に確認しているだけで、撃破数は約4300両にのぼる。毎月160両ほど撃破されている計算だ。

ウクライナ軍のAPCとIFVの損失ははるかに少なく、撃破された数は合計で1200両ほどにとどまる。

ロシア軍のAPCとIFVの損失は5月に急増した。この戦争の装備の損害を独自に集計しているOSINTアナリストのアンドルー・パーペチュアによれば、撃破された数は計288両に達した。パーペチュアは「これはあくまで、わたしたちが見て数えたものだけだ」と強調している。

なぜそうなったのかは明らかだ。ウクライナの1000kmにおよぶ戦線のなかでもとくに激しい戦闘が繰り広げられている東部のアウジーウカ正面で、ウクライナ軍が優れた車両を用いる一方、ロシア軍の車両は劣化しているからだ。両者が相まみえると、ロシア側の車両は手ひどくやられている。

この1カ月あまりの間にソーシャルメディアで共有された2つの動画は、両軍の車両のそうした優劣をまざまざと示している。どちらの場合も、ウクライナ軍の米国製M2ブラッドレー歩兵戦闘車がロシア軍の装甲兵員輸送車と対決し、破壊している。ロシア側は2つの小競り合いで計数十人が戦死した可能性がある。

ひとつめの動画は、5月2日かその少し前に行われた戦闘の様子を映している。長期保管施設から引っ張り出され、自爆型のドローン(無人機)対策のケージ装甲を取り付けたロシア軍の老朽化したMT-LB装甲牽引車の一両が、車上に歩兵6人ほどを乗せて、アウジーウカ西方のウクライナ側の陣地に向けて走ってくる。1990年代に製造され、米国から300両あまり供与されたウクライナ軍のM2の一両がそれを迎え撃つ。

これは不公平な戦いだった。重量約12tの装軌車両であるMT-LBは元来、支援車両として設計されているので、装甲は薄く、軽武装だ。兵士を戦場に直接運び込むという用途は想定されていなかった。しかし、より重量のあるBMP歩兵戦闘車を数千両失ったロシア軍は、MT-LBを前線でAPCとして使わざるを得なくなっている。

対して重量約30tの装軌車両であるM-2は直接戦闘用に設計されており、精確に高速で射撃できる25mm機関砲や、乗員や兵員を守るのに役立つ装甲を装備する。
動画では、M2の乗員がMT-LBを見つけて射撃を始める。ロシア軍の歩兵が飛び降りたあと、MT-LBの脆い車体に25mm弾が何発も撃ち込まれ、MT-LBは爆発・炎上する。ウクライナ国防省は「M2ブラッドレーが手本を見せる」と誇っている。

1カ月後の今月2日ごろ、似たようなことが起こった。今度はロシア軍のBTR-82装甲兵員輸送車2両が、アウジーウカ郊外のウクライナ側の陣地に向けて進んできた。やはりケージ装甲に覆われた車上に、歩兵が合わせて20人かそこら乗っていたようだ。

重量15tほどの装輪車両であるBTR-82はMT-LBより新しく、より重武装でもある。だが、M-2との直接戦闘ではほとんど無防備に等しい。ウクライナ軍のドローンがBTR-82のペアを発見すると、M-2は待ち伏せ攻撃に有利な場所に陣取る。2両が遮蔽物のない開けた平原を進んでくると、M-2の乗員は射撃し始める。

交戦の様子を捉えた動画では、25mm弾がBTR-82の上に乗っている歩兵に直撃し、その身を切り刻んでいる。1両でおそらく発煙弾がクックオフ(周囲の熱による発火・爆発)し、遺体が空を舞う。生き残った歩兵が散開するなか、M2はBTR-82や歩兵にさらに弾を浴びせる。砲撃跡の穴にかがむ兵士の姿も見える。

「現代的なテクノロジーを活用し、米国製の装備を上手に使いさえすれば、戦場で大きな優位性を得られる。われわれはそれをまたしても証明した」。第47独立機械化旅団は通信アプリ「テレグラム」のチャンネルでそう述べている。

そのとおりだ。ウクライナ軍は昨年初めから受け取り始めた300両あまりのM2のうち、約40両を失っている。ただ、この車両の扱いに慣れるにつれて、損失数は月平均2両ほどで安定するようになっている。

ウクライナ軍でM2を運用する部隊はこれまで第47旅団だけだった。だが、5月に米国から新たに100両かそこらのM2が供与されたことで、ウクライナ軍参謀本部は2個目の旅団に配備できるようになった可能性もある。実現すれば、ウクライナ軍が車両面でロシア軍に対して優位に立てる正面が増えるだろう。

米国がウクライナにさらに多くのM2を送れない理由はない。ウクライナが使っているモデルのM2は、米陸軍ではすでに退役している。このモデルは、カリフォルニア州の施設にある約500両を含め、米陸軍でおよそ1000両保管されているはずだ。

(forbes.com 原文)】


まだまだ米軍の在庫には余裕がある。1000両もあるとか驚きなんだが。さすが、人類最強の軍事国家。
 

【ロシア「約束全て破った」 停戦に否定的―リビウ市長
時事通信社

 【リビウ(ウクライナ西部)時事】ウクライナ西部リビウのサドビー市長は3日、インタビューに応じ、同国に侵攻したロシアとの停戦の可能性について「ロシアは全ての約束を破った」と否定的考えを示した。その上でロシアが周辺国の侵攻を繰り返してきた歴史を踏まえ、「日本を攻撃しない保証はない」と警鐘を鳴らした。

 ウクライナ軍が反転攻勢に出て4日で1年。戦果に乏しい一方で、ロシア軍が北東部ハリコフ州で地上侵攻を始めるなど、戦況はウクライナにとって厳しさを増している。

 サドビー氏は「ロシアが次の攻撃準備のために停戦を呼び掛けても、ウクライナは受け入れない」と強調。米政府が米国製兵器を使った限定的なロシア領攻撃を容認したことで「状況は変わるだろう」と述べ、反撃の継続を支持した。

 また、ロシアがウクライナの独立や主権、領土保全に関する合意をほごにした過去の経緯に触れ、「ロシアは法ではなく力を尊重する」と強い不信感を表明。ロシアは停戦に合意しても再び侵攻し、次は周辺国を攻撃する可能性もあると指摘し、北方領土問題を抱える日本も当事国になる恐れがあると語った。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が提唱した和平案を話し合う今月中旬の「平和サミット」に関しては、世界各地で対立が生じている状況を議論する場として「極めて重要だ」と述べた。「ロシア抜き」の会議に反発し、欠席の意向を示した中国を「(ロシアに)厳しい態度を取っていないのは良くない」と批判した。

 建築家の坂茂氏が設計を手掛けるリビウ市内の病院外科病棟の建設を巡っては、計画が9月にまとまる見込みだと説明。「日本に支援を求めたい」として、日本政府やIT産業振興策で連携する神戸市に費用7000万ユーロ(約120億円)の一部を拠出するよう呼び掛けた。

 

 ◇アンドリー・サドビー氏略歴

 アンドリー・サドビー氏 リビウ工科大卒、ウクライナ国立行政学院大学院で修士号取得。企業経営者を経て06年にリビウ市長に初当選し、20年11月に4選を果たした。リビウ出身、55歳。】


帝政ロシア、ソビエトロシア、プーチンロシアに共通するのが、約束を守らない、平気で嘘を吐く、侵略大好きな人獣国家ということ。ウクライナ侵略直前にも、ロシアによる全面的軍事侵略を警告していた英米にたいし、「西側のプロパガンダだ、これはただの軍事演習だ」と言い張っていたプーチンロシア。
 


【「マッドマックス」なロシア軍、装甲オートバイで戦場を爆走 そして100年前の教訓学ぶ
David Axe

ウクライナに対する全面戦争で失った1万5000両にのぼる装甲車両の補充に四苦八苦しているロシア軍は、突撃部隊に安価な民生車両をあてがうようになっている。最初に登場したのは中国製の全地形対応車(ATV)、いわゆる「ゴルフカート」だった。次に、中国やベラルーシから調達したらしいダートバイクが使われだした。

言うまでもなくこれらの車両は、とくに元の仕様のままではウクライナ側の大砲やミサイル、ドローン(無人機)による攻撃に対してあまりに弱い。事実、5月上旬には、オートバイに乗ったロシア軍のある突撃部隊が「こてんぱんにやられた」とウクライナ軍の第79独立空中強襲旅団が報告していた。

そこでロシア軍は、これらの全地形対応車やバイクにも防護を施すようになっている。ウクライナ側が多用している自爆型のFPV(一人称視点)ドローンから車両や兵士を守るための、金網や金属製のケージ(囲い)のような簡易装甲だ。そうした「装甲オートバイ」は観察者たちの間で、終末もののSF映画『マッドマックス』シリーズに登場するオートバイになぞらえられている。

問題は容易に予想されるように、70馬力かそこらの全地形対応車や50馬力くらいのバイクはたいした装甲を付けられないという点だ。あまり付けすぎると、これらの車両の強みである機動性が損なわれてしまう。こうした点は100年前、第一次世界大戦中やそのあとに各国の軍隊が学んだことだった。ロシア軍は今後、それを身をもって学び直すことになるに違いない。

DIY装甲を取り付けたオートバイの写真や動画がソーシャルメディアに出回るようになったのは、4月に入ってからだった。1カ月後には、大きさや形状の異なるさまざまな装甲をまとったバイクが出現していた。サイドカーを備え、全体を金属製ケージで覆ったバイクや、さらにケージに偽装を施したバイクなどの写真が共有されている。

ロシア軍のオートバイや全地形対応車について、ウクライナのシンクタンクの防衛戦略センター(CDS)は「攻撃起点の陣地から、ウクライナ軍の防衛部隊と接する最前線までの間を素早く移動するために使われている」と説明している。部隊は最前線に到着すると、下車して徒歩で戦闘を行う。
全地形対応車やオートバイを疾走させ、ウクライナ側のFPVドローンをかわして両軍の中間地帯を突っ切る。もしFPVドローンに追いつかれても、ケージ装甲で止めて車両や乗員への直撃を防ぐ──。ロシア側が理想とするのはこういうものだろう。

理論的には悪くないアイデアだ。ケージ装甲はある程度有効で、世界各国の軍隊で地上車両に採用されている。さらに、ドック入りした潜水艦にも装着されるようになっているらしい。とはいえ、1000馬力のエンジンを搭載する40tほどの戦車に2t程度のケージ装甲を付け足すのと、いずれも100馬力にも満たない1t強の全地形対応車や100kg前後のオートバイに装甲をまとわせるのとでは、やはりわけが違う。

これは軍用オートバイの全盛時代と言える1910〜20年代、いくつもの軍隊が高い代償を払って学んだことだった。スピードが出て小回りがきくオートバイは伝書使や斥候にはうってつけの装備だったが、敵の重火力に直面する可能性のある部隊が用いるにはあまりに脆弱だった。

そこで、一部の軍隊はオートバイを金属板で覆ってみることにした。防護を加えることで、オートバイの役割を広げようとする試みだ。最も有名なのは、スウェーデンのランズベルク社がドイツ軍やデンマーク軍のために開発した数種類の装甲オートバイだろう。

だが結局、これらのバイクはあまりうまくいかなかった。戦車をはじめとする軍用車両のオンライン百科事典「タンク・エンサイクロペディア」によると、デンマーク軍向けに試作されたフアスークスパンサー3(F.P.3)という装甲バイクは、試験で「車両が相当重いため操縦が難しく、クロスカントリーの機動性も非常に低かった。さらに、伝えられるところでは30馬力のエンジンで最高でも時速50kmほどしか出なかった」という。

「装甲オートバイは戦間期に消滅した多くのコンセプトのひとつだ」とタンク・エンサイクロペディアは同じ記事で解説している。「重量が増え、比較的高価で、戦闘能力も限られたため、装甲オートバイは装甲戦闘車両の歴史の脚注にとどまることになった」

つい最近までは、と追記すべきかもしれない。専用の装甲車両を補充できる以上のペースでどんどん失っているロシアは切羽詰まり、1世紀前に葬り去られた装甲軍用パイクというアイデアを復活させることになった。

(forbes.com 原文)】

装甲軍用オートバイ・・・・・。機動力やスピードが落ちる分、まだ民生用車両のままのほうがマシだろ・・・・。

ウクライナに勝利を。ウクライナ軍に栄光あれ。ウクライナに
自由と正義と真の平和を。