【凶悪性犯罪大国】自称美しい国(笑)の性犯罪に対する意識の無さと被害者への偏見 | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

【凶悪性犯罪大国】自称美しい国(笑)の性犯罪に対する意識の無さと被害者への偏見




いまだに、「嫌なら拒否したらいいだろ」という強姦神話を、恥ずかしくもなく流布する連中がそこら辺りに生息する、自称美しい国(笑)日本。











【青汁王子三崎優太氏「『全員死刑』にすべき…納得だわ」女児睡眠導入剤集団わいせつ逮捕男に私見

「青汁王子」こと実業家三崎優太氏が17日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。女児に対する強制わいせつの疑いで男5人が逮捕された事件について、私見をつづった。

三崎氏は「女児に睡眠導入剤を飲ませて集団性的暴行した疑いで5人が逮捕された事件、『全員死刑』にすべきだと、議論になってたけど納得だわ。小児性愛者同士がネットで繋がってるなんて、本当に気持ち悪すぎる。こんな女児の人生を壊すような異常者を税金で面倒みるの?もったえない。もっと厳罰化すべき」と記した。

北海道小樽署は15日、18年~22年にかけ、13歳未満の少女に対し宿泊施設で睡眠導入剤を飲ませてわいせつ行為をしたなどとして、39歳から55歳の男5人を強制わいせつなどの疑いで逮捕したことが各メディアで報じられている。男らはSNSを通じてつながったとされる。

三崎氏の投稿に対し「厳罰化賛成です!」「許せません」「絶対に絶対に塀の外には出さないで」「同感です 子供の心と体を傷つけた罪は相当重い」「その通りですね。ネットで見ず知らずの人が異常な性癖で繋がるのは狂ってるとしか言いようがないですよ」「全くもってその通りです」「怒りしかない!」「厳罰化求む」などと共感の声が多く集まっている。】


謎の不起訴か執行猶予と予想。自民党様は、性犯罪被害者には一切興味なし。


【浴室にビデオカメラ仕掛け女子高校生“盗撮” 逮捕の塾講師を不起訴処分
日テレNEWS NNN

マンションの浴室にビデオカメラを仕掛け、女子高校生を盗撮したとして逮捕された塾講師の男性が、不起訴処分となりました。

去年8月、東京中央区内のマンションの浴室にビデオカメラを仕掛け女子高校生の上半身を盗撮したとして逮捕された43歳の塾講師の男性について、東京地検は16日付で不起訴処分としました。

東京地検は不起訴の理由について明らかにしていません。】


美しい国(笑)のいつもの不起訴(笑)。これにて美しさが保たれる(笑)。


【2歳以下の女児に性的暴行した疑い、乳児施設の元職員を再逮捕 埼玉

 埼玉県内の乳児施設で2歳以下の女児に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影して保存したとして、埼玉県警は15日、施設の元職員の男(25)=大阪府豊能町=を強制性交と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の両容疑で再逮捕し、発表した。調べに対して黙秘しているという。

 少年課によると、逮捕容疑は昨年3月6日夜、勤務先だった施設で、入所者の2歳以下の女児に性的な暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影し、保存したというもの。

 県警はこの男を、昨年12月、今回と同じ施設で同1月に別の女児の体を触るなどしたとして強制わいせつ容疑で逮捕。さいたま地検が起訴していた。

 容疑者宅から押収されたスマートフォンには、約20人の女児に対するわいせつ行為や性的暴行の場面を撮影した動画や静止画が保存されていたという。】

ちなみに、性犯罪者の性犯罪意識がこれ。




こっわ。性犯罪者は更生などしないということがよくわかる意識調査。
 

【子どもの4人に1人が「性被害」にあうも8割強は被害届を出していない…表に現れない子どもへの性被害、その実態とは
斉藤章佳

斉藤さん「性犯罪は暗数が多い犯罪で、特に小児性犯罪は被害者がそれを性暴力と認識しづらいため公になっていないケースが多い」

「性的グルーミング」という言葉をご存じでしょうか。これについて、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さんは「子どもと信頼関係を築き、関係性を巧みに利用して性的な接触をする行為」と説明しています。今回は、2500人以上の性犯罪者の治療に関わってきた斉藤さんに、「小児性愛障害」や「子どもの性被害」について解説していただきました。斉藤さんは、「性犯罪は暗数が多い犯罪で、特に小児性犯罪は被害者がそれを性暴力と認識しづらいため公になっていないケースが多い」と言っていて――。

◆子どもの4人に1人が性被害にあっている
子どもの性被害の実態をデータからみていきましょう。

内閣府が2022年に行った若年層(16~24歳)の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケートでは、回答者数6224人のうち、26.4%に相当する1644人が「被害にあった」と回答しています。

つまり4人に1人以上がなんらかの性暴力被害にあっていた、というわけです。

このデータでは、性暴力の種類別でも被害にあった割合が示されています。

言葉による性暴力被害を受けたと答えた人は17.8%ともっとも高く、次に身体接触を伴う性暴力被害が12.4%、インターネットやスマホなどの情報ツールを用いた性暴力被害が9.7%と続きます。性交を伴う性暴力被害は4.1%となっています。

また、性交を伴う性暴力被害の特徴としては、社会的立場が上位の者による加害が多いことが挙げられます。加害者として学校の関係者(教職員、先輩、同級生など)、交際相手(元交際相手も含む)やインターネット上で知り合った人を挙げるケースが多くなりました。

◆被害届を出したのはわずか14%
警察庁が発表する「犯罪統計*1」によれば、2022年に性加害が事件化し、加害者が逮捕・起訴された「強制性交等罪の認知件数」は1655件でした。

そのうち被害者が20代以下のケースが8割以上、10代以下に限っても4割以上を占めていることが明らかになっています。

『子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か』(著:斉藤章佳/幻冬舎新書)
さらに子どもが被害者となる強制性交等罪の認知件数は増加傾向で、0~12歳に関しては、2018年に比べると1.4倍以上にも増えているそうです。

性犯罪は暗数が多い犯罪です。暗数とは、統計に表れている数字と、実際の数字との差のことです。

法務省「第5回犯罪被害実態(暗数)調査*2」(2019年)によると、過去5年間の性的事件において警察に被害届を出した人はわずか14.3%でした。


強制性交等罪の認知件数<『子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か』より>
つまり8割強の人が性被害を認識していながら、自主的かそうでないかはわかりませんが、被害届を出さずにいるということです。被害届が出されない限り、統計上は被害があったとはカウントされないのです。

前述の「犯罪統計」によると、2022年の0~12歳の子どもの強制性交等の認知件数は216人、強制わいせつは769人で合わせて985人ですが、これもあくまでも氷山の一角と考えるのが妥当だと思われます。

子どもへの性加害においては、加害者が巧妙にグルーミングを行い、「ふたりだけの秘密だよ」などと被害者に口止めをします。

また、子どもは自分が何をされたのかを正確に理解できないことも多く、親など周囲の大人に被害を訴えたり、しかるべき機関につながるまでに時間がかかるケースがとても多いからです。

*1 警察庁「犯罪統計資料(令和4年1〜12月分【確定値】)」
https://www.npa.go.jp/toukei/keiji35/new_hanzai04.htm

*2 法務省「第5回犯罪被害実態(暗数)調査」第2編 犯罪被害状況
https://www.moj.go.jp/content/001316209.pdf

◆被害者への深刻な心理的影響
この調査では、性加害を受けたのち、被害者は「異性と会うのが怖くなった」「誰のことも信じられなくなった」「夜眠れなくなった」「自分に自信がなくなった」などさまざまな心理的変化を経験していることも示されています。

4人に1人は「生きているのが嫌になった・死にたくなった」と回答していることも見逃せません。

医学的には、性暴力を受けた被害者への心理的影響としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)や解離性障害、うつ病などの精神疾患、不安症状、神経症やパニック障害などの神経症全般、強迫性障害、自傷行為などがあります。また、とくに女性では摂食障害(拒食・過食)も見られます。

なかでもPTSDや解離性障害は、性被害後によく見られる症状です*3。

*3 「現実感がない、記憶が飛んでしまう…『解離』の症状とのつきあい方は?」NHK「みんなでプラス」、2023年2月17日
https://www.nhk.or.jp/minplus/0026/topic097.html

◆PTSD
PTSDは、強烈なショック体験や精神的ストレスにより引き起こされる障害です。性被害だけでなく、戦争や震災、台風や火事、事故で重傷を負う、非業の死を目撃する……などといった、日常とはかけ離れた命の危険を感じるような状況に遭遇した後に起こります。

代表的な症状に不眠や集中困難、恐怖を感じたときの記憶や感覚が突然よみがえる「フラッシュバック」などがあります。

また、安全な場所にいても常に緊張して神経が過剰に研ぎ澄まされてしまい、平常時なら気にならないようなことが気になって、イライラして落ち着きがない「過覚醒」に陥るのも代表的な症状です。

子どもの頃に性被害を受けた場合、PTSDは10〜20年という年月を経て発症するケースも珍しくありません。

解離性障害の「解離」とは、「解いて離れる」と書くように、自分の感覚や感情・知覚・アイデンティティが切り離されるという現象です。つらい体験から自分を守るため、性被害者は一時的に記憶をなくしたり、外から自分の体を見ているような感覚になったりすることがあるのです。

現実にはありえないような不思議なものが見える、声が聞こえる、周りの景色がすべてモノクロにしか認識できない、香りを感じられなくなる……などのさまざまな症状が出る人もいます。

いわゆる多重人格(解離性同一性障害)とも呼ばれるように、複数の人格を持つこともあります。

さらに過去の性被害によるトラウマが原因で、不特定多数との性的逸脱行為など、さまざまな問題行動を引き起こすことも珍しくありません。

とくにこれは女性に多いのですが、性被害にあったのちに「自分には価値がない」「こんな私は汚らしい」と自暴自棄になり、自傷行為的に不特定多数と肉体関係を持ってしまうパターンです。

男性でも、子どもの頃の性的虐待によって性依存症に陥ることもあります。

私が監修として携わっている漫画『セックス依存症になりました。』(集英社)の作者である津島隆太さんは、幼少期に父親から性的虐待を受けたことから性に対する認知が歪み、成人になってからも、強迫的にセックスにのめりこむセックス依存症になった自身の経験を作品の題材にしています。

※本稿は、『子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。】


嫌なら拒否すればいい、警察行けばいいという連中は、潜在犯、性犯罪主義者のクズ。

 

【女子生徒を竹刀で強打、体当たりで押し倒す…福岡の高1女子を自殺まで追い詰めた“暴力顧問”の異様な指導「貴様、やる気あんのか?」
渋井 哲也
 
 2020年8月、福岡県にある私立博多高校の1年生だった女子生徒、侑夏さん(ゆうな、姓は非公表)が自殺した。剣道部に所属する15歳だった。侑夏さんの母親は昨年末、日体大での「学校・部活動における重大事件・事故から学ぶ研修会」で、大学生らを前に「剣道の指導者として不適切な指導をすべきではない。剣道の理念である人間関係をもとに指導してほしい」などと話をした。

自殺で命を落とした侑夏さん
 体育会系の印象が強い日体大だが、2012年に起きた、桜宮高校(大阪府)バスケットボール部でのキャプテン自殺事件をきっかけに、「反体罰・反暴力宣言」を発表している。自殺の原因は、バスケ部顧問の暴力や暴言による指導だった。

 宣言では、「本学は体育・スポーツの専門大学であることから、スポーツの実技指導においてもパワーハラスメントの防止や暴力行為の禁止を肝に銘じて当たらなければなりません」と書かれ、その後も研修会を繰り返し開催している。

 昨年末の研修会で壇上に上がった侑夏さんの母親は、侑夏さんが博多高校の剣道部で受けた苛烈な指導の実態と、その結果として娘を自殺で失ってしまった悲しみを語った。

 20年8月29日、侑夏さんは剣道部の顧問から暴言や暴力的な指導を受けたことを理由に、電車に飛び込み、自殺した。後に「日本スポーツ振興センター」は、侑夏さんの自殺の背景には顧問による暴力や不適切な指導があったと認定し、遺族には死亡見舞金が支給されている。

「侑夏を追い詰めてまで剣道をさせたいとは思っていなかったので…」
 侑夏さんが母親の影響で剣道を始めたのは小学校1年生の頃で、当初は剣道が母娘の会話のきっかけにもなっていたという。

「侑夏は道着と袴に憧れていて、小学校に入学するとすぐに剣道を始めました。侑夏が剣道を始めるのと一緒に私も指導者登録をして、親子で剣道を楽しんでいました。侑夏の剣道は、体でぶつかっていくというよりも、足を使ったスピードで勝負するスタイルでした。小4の頃に休むことがありましたが、『どうして休んだの?』と聞くと、『他の子の練習が気になった』と答えました。侑夏を追い詰めてまで剣道をさせたいとは思っていなかったので、休みたいときは休みながらでいいと伝えました。その頃は伸び伸びした剣道生活を送っていたと思います」(侑夏さんの母親)

 侑夏さんは中学校でも剣道部に入部した。経験者のため勝ちを期待されることはあったが、母親は「プレッシャーはあったと思いますが、中学では良い方向に働いていました。心理的にも強くなったと思います」と語る。

 侑夏さんは中学3年生の夏に、博多高校で剣道部の顧問Aから剣道部の特待生として迎えたいと誘いを受けた。特待生ともなればプレッシャーはさらに増すことになるため、母親は顧問Aに練習量などについて確認をしたという。

「私が気になっていたのは、遠征会の頻度、練習の量、練習は男女別か、などでした。それを尋ねるとA先生は『遠征は数えるほどしかない』『練習は男女一緒だが侑夏さんならついてこられるレベル』と答えました。もう1人顧問のB先生もいるが、男子の練習を見ると言っていました。でも実態は全くその言葉とは違っていました」(同前)

 そして2020年4月、侑夏さんは博多高校へ進学し、剣道部に入部した。コロナ禍で5月末までは部活ができなかったが、6月になって剣道部の練習が始まると早々に侑夏さんは怪我をして足を引きずって帰ってきたという。

「ブランク明けでもありますし、最初はストレッチなどの体づくりをするのかと思っていたら、いきなり1時間で3キロのランニングに素振り1800本をこなすというハードなものでした。しかも500本は跳躍素振りというさらに負荷の高いもの。侑夏が亡くなったあとに自分でもやってみましたが、これは大人でもキツイ量です。ランニングが移動を含めて30分前後だとすると、残りの30分で1800本の素振りをこなす必要があります。要領よく手を抜いたりすればともかく、侑夏は性格的に真面目にやろうとしたのでしょう。足首の靭帯を痛めてしまったのですが、休むとB先生から暴言を浴びせられると怯えて無理に練習に参加していました」(同前)

 しかし足首の痛みが原因で練習についていけない侑夏さんに、顧問AとBは、「貴様、やる気あんのか?」と罵声を浴びせ、何度も張り倒したという。

「侑夏が一番攻撃されていた」
 侑夏さんは6月15日には自分のノートに「多少無理するくらいで練習に参加する」と書いていたが、6月末になると「学校に行きたくない」というようになった。

 7月の対外試合では、顧問Bから「良いところなしの試合」と評価されたこと、「そんな試合するなら試合に出させんぞ」と言われたとノートには書かれている。また強豪校との試合の後には、「負けて当たり前と思っていないか?」「押されっぱなしで全く前に出れていない印象」とも言われている。

 7月18日に母親が練習を見にいくと、顧問Bが罵声を浴びせながら部員に説教する場面に出くわした。

「練習中に生徒に向かってこんな暴言を吐く人がいるのか、と驚きました。分かったのは、B先生は以前からずっと暴力的な指導を続けていて、特に剣道がうまい子に対しては力を誇示していたそうです。侑夏は『私だけが攻撃されてるっていうわけではないけれど……』と話していましたが、自殺後に部内で取られたアンケートでは《一年生の特待生は対象だったけれど、侑夏が一番攻撃されていた》と書く人もいました」

 自身も剣道経験者である母親ですら驚くほどの顧問Bのふるまいとは、いったいどんなものだったのか。

 顧問Bは生徒を竹刀で強く打つ、体当たりのときに余計に力を入れて地面に倒す、わざと防具がない生身の場所を打つなどは日常茶飯事で、太鼓のばちを投げたり、椅子を蹴るなど物に当たることも多かった。

 いつもイライラした様子で部員たちを怯えさせ、柔道のように部員を地面に投げ倒すこともあった。機嫌が悪いと「この野郎」などの暴言を日常的に吐き、差別的な言葉を使っていたこともわかっている。

「部活という存在が死にたい原因なのにね」
「剣道の練習に、掛かり稽古という1対1で打ち合うものがあります。私が部活を見に行った時は、B先生との掛かり稽古を明らかに部員が避けていたのですが、侑夏は何度も自分からその列に並んでいました。しかしB先生にめった打ちにされて、最後は倒されました。『やる気がないなら並ぶな』と言われていたようですが、侑夏は『やる気がないのは私じゃない。一回も並んでいない人もいる』と話していました」(同前)

 侑夏さんは徐々に追い詰められ、「練習での頑張りを認めてもらえない」「学校の帰りに、踏切を見ると飛び込みたくなる」と話すようになっていった。見かねた母親が8月下旬に顧問Aに練習の内容などについて相談をしたが、「そういう子もいるのではないかと思っていました」という回答で改善される気配はなかった。

 その直後の8月29日、侑夏さんは自殺によって命を絶った。

 午前中で授業が終わった後、侑夏さんは部活に参加せずに学校を後にした。顧問Aから母親に「部活に来ていないのですがどこにいるか知りませんか」という電話があり、母親は車に飛び乗ると周囲を探して走り回った。

 LINEで「どこにおる?」とメッセージを送ると、「こんびに」と返信があったが、その数分後の午後1時26分、侑夏さんはJRの駅ホームから飛び込み、電車に轢かれて死亡した。

 当日、本人が匿名で使用していたTwitter(現在のX)にはこう投稿されていた。

「部活という存在が死にたい原因なのにね」(7時3分)
「死ぬために部活休んだ」(12時9分)
「誰が悪いって心が弱い私が多分悪いです。迷惑かけてわがままばっかでごめんなさい」(13時9分)

 母親は侑夏さんが「辛い」と何度も発言していたことを思い出し、自殺の可能性も頭をよぎったという。学校近くのコンビニは目の前に踏切があり「飛び込んでしまうのではないか」という不安から「ちょっと電話出なさい」とメッセージを送信。しかし侑夏さんは「今中いるから」と返事をしたのを最後に、電話にも出なくなり、メッセージも既読にならなくなった。そして駅のホームから線路に飛び込んでしまった。

「自分が死ねば顧問2人に会わなくて済む、と思ったのでしょう。ストレスを抱えて、追い詰められた人間の思考回路はこういうものだと思います。亡くなった後、侑夏は『ああ、よかった。これで部活に行かんでもよくなった』と思ったのではないでしょうか」

「悪いのは剣道そのものではなく、博多高校剣道部の異常な指導」
 博多高校剣道部に苦しめられ、命を落とした侑夏さん。そのため、母親は剣道をさせたことを後悔したこともあった。

「侑夏に剣道をさせてしまったから、私が剣道をしていたから、侑夏が死んでしまったのではないかと後悔したこともあります。しかし時間が経って侑夏のことを思い出すと、彼女の人生と剣道が切っても切り離せないのも確かなんです。悪いのは剣道そのものではなく、博多高校剣道部の異常な指導だと思うようになりました」

 その後学校との話し合いを経て、母親は学校側を提訴しようとしたが、学校側が侑夏さんの自殺の原因が教職員による不適切指導だったことを認めて謝罪し、再発防止を約束したことで22年10月25日に和解が成立した。

「以前から顧問の2人はずっと不適切な指導を続けていて、侑夏の前にも特待生の剣道部員が退部したり、休部したりということも起きていたこともわかりました。学校側は早く、おかしいと気づくべきだったんです。今年からは、新入生に対して侑夏の事件を伝えて、学校として再発防止に取り組むことになりました」

 2012年の桜宮高校バスケットボール部の事件をきっかけに、文部科学省は、「体罰等の実態把握」を実施している。22年度からは調査の範囲が公立高校だけでなく国立と私立を含めるようになり、1年間に全国で483校での体罰問題が発生し、懲戒処分は572件にのぼった。

 侑夏さんと同じような苦しみを受けている生徒が今も数多くいる可能性は高い。

(渋井 哲也)】

以上、自称美しい国(笑)の伝統と由緒ある愛の体罰(笑)の実態も貼ってみました(笑)。