反応も動作も素晴らしいし、仮に爆弾の殺傷力が高く、大勢の群衆が殺傷する事態になっても、おそらく緊急避難が適用されて、刑事民事ともに責任を問われることは無いだろうが、感情的な批判が殺到したのは疑い無い。加えて、殺傷された群衆にたいする補償も賠償も一切ないのは間違いない(笑)ので、演説なんぞ聞きに行くのは止めたほうがいいし、犯人に立ち向かうなんぞ、なんのメリットもない。
【動画の内容は以下だ。SPと思われる警察官が聴衆の中から投げ込まれた爆発物をカバンで止めて足で蹴り飛ばしている。それと同時に、カバンが開いて盾のようなものに変わり、警察官は岸田首相を爆発物から遠ざけながら覆い被さる、というもの。
もう要人警護での失敗は許されない
警察関係者はこう話す。
「日々の訓練の賜物でしょう。9か月前に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件では、SPの動きが問題視されました。警備体制の不十分さが招いた事件ではないのか、と世間から厳しい批判を受け、中村格警察庁長官は辞任に追い込まれた。警察庁の威信にかけても、“要人警護での失敗は許されない”という状況だった」
このSPの動きに対して、SNS上では冒頭のような絶賛の声が並ぶ。
『これは凄い。リスペクトしかない』
『来るのがわかってたのかってくらいの素早さですごい』
『漁師のおっちゃんもすごかったけど、このSPさんも咄嗟の判断、すごいで』
一方でこんな声も。
蹴り飛ばした先には多くの聴衆が…
『一般人が集まった方に蹴飛ばしてるんで仮にそこで爆発してけが人が多数出た日にゃおおごとになってたと思いますよ』
『SP的には総理警護に徹底して最悪時は多少の犠牲者は仕方ないと考えでしょうか?』
『蹴り返してる方向に一般の方いるんですよね。。本当に今回不発で良かった』
SPが爆発物を蹴り飛ばした先には、多くの聴衆がいたのも事実だ。今回の演説が屋外だったため、聴衆に金属探知機と身体検査を行われなかったという。もし投げ込まれた筒状の爆発物の中に釘などが仕込まれていたら……。
今回の事件はたまたま事なきを得たが、最悪の状況を想定して警備体制を根本から見直す必要があるのかもしれない。】
ナイフも持っていたという暗殺未遂犯。取り押さえた男性の勇気は素晴らしいのだが、死んでいたかもしれないのに、何故、素手で取り押さえることになったのか?という疑問はもったほうがいい。普段、日本の国家権力共は、市民の自力救済や自衛目的の武器所持は一切認めない癖に、こんな時だけ勇気を称賛するのか?。俺なら逃げるよ。国家権力の側にいる連中を守ろうとか全く思わないし、自分たちが非武装でいるよう強制してるくせに、犯人制圧や逮捕に協力してもらおうとか、虫がよすぎるにも程がある。