【増税先進国日本(笑)】堀江氏「国民はワガママがすぎる!!」 | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

【増税先進国日本(笑)】堀江氏「国民はワガママがすぎる!!」

これは確かに。例えば介護保険制度とか、ろくに動かないお年寄りに対し、食いきれない量の食事や山ほど薬だすとか、そういった非効率な制度を改めようともしない。年金にしろ医療保険にしろ、無駄でおおざっぱな部分は山ほどあるし、余計なコストがかかりまくっている。だが、国家のやる制度なんて全てそう。全体としての維持を優先するから、細かい部分にまで目が向かないし、税金なんて、所詮は自分たちの金じゃないから(共有地の悲劇)、改善しようというインセンティブに乏しい。



堀江氏やリバタリアン流の解決法は実にシンプル。低負担低福祉。社会保障支出のレベルを、税収にあわせて大カット。そして、安楽死施設容認し整備するだけ。私もこれが一番合理的効率的であり、これ以外に根本的な解決法はないと考えている。だが、実行にあたり、民主主義には【時間非整合性問題】という厄介極まりない欠陥があるため、社会保障の大幅な削減や福祉行政国家からの脱却はほぼ不可能な構造になっている。ちょっとずつ、薄く広く課税しながらダラダラ衰退を緩やかにするしか、政治的には選択肢がないのもわかる。しかし、その上で、自民党政府には地獄こそが相応しいというしかない。