【スターリン待望論】ホロドモール ポグロムを待ち望むロシア人達・・・ | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

【スターリン待望論】ホロドモール ポグロムを待ち望むロシア人達・・・

話し合いだの交渉だのは、それが通用する理性や理知ある人間である、という大前提でのみ機能する。プーチンロシア帝国には、そのような話し合いが一切通用しない連中がいる。以下はそうした連中。



【プーチン氏は「手ぬるい」 ロシアで高まる独裁者スターリン人気「民主主義ではなく『皇帝』が必要」

9日、「不滅の連隊」でスターリンの肖像画を掲げて行進をする市民=モスクワのトベルスカヤ通りで
 
 市民や政敵を弾圧し、周辺国への侵攻を重ねた旧ソ連の独裁者スターリンがロシアで人気を集めている。冷戦期、米国と世界を二分した〝超大国ソ連〟への郷愁から、強い指導者を求める声が拡大した。一部の市民はプーチン大統領の対外政策がスターリンと比べて「手ぬるい」として奮起を促し、国際社会の批判をよそに、ウクライナでの「特別軍事作戦」の完遂に期待する。(モスクワ・小柳悠志、写真も)

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 ナチス・ドイツに対する戦勝記念日の5月9日。モスクワでは退役軍人や戦没者をしのぶパレード「不滅の連隊」が行われた。

 起業家アレクサンドルさん(47)は「ロシアは広大な領土を持つ多民族国家。タフな指導者でないと務まらない」と言い、スターリンの旗を掲げた。弟ミハイルさん(44)も「ナチスを率いたヒトラーは暴君だが、スターリンは優れた専制君主だ」と相づちを打った。

 2人はプーチン氏について「頭は良いが政治家としては優しすぎる。議論などせず政策を断行しないと」と強権発動を求めた。ロシアのウクライナ侵攻に反発する北大西洋条約機構(NATO)に関し「加盟国を東方に広げるのを防いでほしい」と要望した。

 スターリンへの評価はソ連崩壊後のロシアで高まり続け、2019年の独立系世論調査機関レバダ・センターの調査では、7割がスターリンを「ロシア史において肯定的な役割を果たした」と回答した。

 スターリン人気について、レバダ・センターのグトコフ副所長は米政府系メディア「ラジオ自由」を通じて次のように説明している。

 スターリンは何百万人もの罪のない人を強制労働や銃殺で死に追いやったが、次第に粛清の恐怖が風化した。プーチン氏が00年に大統領に就任、対独戦の意義を強調し始めたことで、戦時指導者スターリンの役割に光が当たるようになったという。

 グトコフ氏は「ロシアの再スターリン化はプーチンの権力掌握とともに進んだ」と結論づけた。

 不滅の連隊でスターリンの肖像画を掲げた年金生活者セルゲイさん(60)は「スターリンは、革命でボロボロになったロシア空間をよみがえらせた。今は似た指導者プーチンがいる。彼は米国の言いなりになったウクライナを取り戻し、ソ連の版図を回復させられる」と期待した。

 レバダ・センターの4月の調査ではウクライナでの死者や街の破壊に関し「米国やNATOのせい」とする回答が57%を占め、「ロシアのせい」とするのは7%どまり。軍事作戦の支持率は74%で、前月と比べて微減したが依然多い。

 プーチン氏は与党「統一ロシア」を軸に政権翼賛体制をつくり、軍事作戦に対する賛同を取り付けた。軍事作戦に反対する市民も多いが、保守派の間では「ロシアは民主主義ではなく『皇帝』が必要だ」との主張が根強い。

 スターリン カフカス(コーカサス)地方ジョージア出身。イラン系のオセット人とされ、1917年のロシア革命(十月革命)に加わる。「ソ連建国の父」レーニンの死後、反対派を失脚させ、30年代から知識人や市民、少数民族を強制収容所に送り込むなどして粛清した。39年、ナチス・ドイツと相互不可侵条約を締結、ポーランドなど東欧や沿バルト諸国などの分割を密約で定め、対象地域を併合した。第2次大戦末期、米英首脳との「ヤルタ密約」を根拠に日ソ中立条約に違反して対日参戦し、終戦後に千島列島・北方領土に侵攻。旧日本軍の兵士ら、60万人超を抑留した。80年代末、ゴルバチョフ大統領(当時)や人権団体の尽力で、粛清された人々の復権が進んだ。】


>スターリンは、革命でボロボロになったロシア空間をよみがえらせた


では、革命でボロボロになった筈の貧しい農奴の国を甦らせた、その具体的方法をご覧ください。












工業化に必要不可欠な工業製品を輸入するため、生存に不可欠な食料までも根こそぎ強奪し、それを『優れた社会主義の成果』だとし、数百数千万の餓死者や強制労働の上に工業化を達成したのが、優れた専制君主スターリンとやらのやり口だったが、ロシア人には英雄である(笑)。そんな狂気の国、ロシアファシスト連邦の狂気が再び顕在化した現在、国境を接している国は、当然こうなる。



【ロシアの脅威に直面するフィンランド、軍事訓練受ける市民急増

フィンランド・ヘルシンキのサンタハミナ島で行われる軍事訓練(2022年5月14日撮影)。

【AFP=時事】フィンランドの首都ヘルシンキにあるサンタハミナ島で毎週末、一般市民向けの軍事訓練が行われている。隣国ロシアからの防衛策として北大西洋条約機構への加盟を申請したフィンランドでは、軍事訓練への参加希望者が急増している。

 人口約550万人のフィンランドの常備兵は約1万3000人前後だが、予備役は90万人に上り、このうち有事の動員可能数は28万人となっている。

 同国はロシアと1300キロにわたる国境を接しており、ロシアのウクライナ侵攻開始以降、この任意の防衛訓練への参加申し込みが急増している。平時の参加希望者は約600人だったのに対し、侵攻開始直後の2月最終週には6000人から申し込みがあった。

 フィンランドは第2次世界大戦中、旧ソ連と2度激しい戦いを繰り広げ、結果、広大な領土を旧ソ連に割譲した。

 ウクライナへの侵攻開始から3か月足らずの今月18日、フィンランド政府は西隣に位置するスウェーデンと共にNATOへの加盟を正式に申請した。世論や政界における加盟への支持が広がり、数十年にわたり国是としてきた軍事的中立から方針転換を図った形だ。

両国の加盟申請に怒りを示したロシアは、「対応」を講じると警告した。

 サンタハミナ島では、地図の読み方や森での野営方法といった基礎から、格闘術や爆発物探知、また狙撃銃や対戦車兵器の使い方といった上級技術まで、多様な訓練が受けられる。

 ただ、さまざまな層に向けた訓練が用意されているとはいえ、参加者の大半は、過去に習得した技能を改めて確認しておきたいと希望する予備役だ。

 普段の仕事は金融コンサルタントだという男性参加者は「1990年代に紛争後のコソボで従軍した。今は当時と似た雰囲気を感じる。だからもし次があるのなら、備えておく方が良い」と話した。

 欧州の大多数の国とは異なり、フィンランドは国防を徴兵制に頼っている。徴兵対象は18~60歳の男性で、女性は志願制となっている。毎年、若者2万人以上が徴兵され、6~12か月間兵役に就く。徴兵期間が終わると予備役となる。

 この市民向け軍事訓練を実施する団体の関係者は、「有事動員可能兵力の約96%を占めるのが予備役だ。つまり予備役が、フィンランドの国防において極めて重要な役割を担っている。成人人口の大多数が、人生のある時点で軍事訓練を経験している」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News 】