日本という国の代表たる政府機関が、無力無気力無能なのは安倍晋三だけのせいではない。 | 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う

日本という国の代表たる政府機関が、無力無気力無能なのは安倍晋三だけのせいではない。






拉致被害者についても、安倍晋三政府以外の政権でもほったらかしで、これまでもこれからも、やってるフリだけしてたんだから、まるで、安倍晋三一人のせいみたいにして叩くのは、流石に度が過ぎてやり過ぎ。安倍晋三政府を、敵性政府だと考えている俺ですら、アベガー達にはついていけない(笑)。



>拉致問題進展なく 安倍首相「断腸の思い、申し訳ない」 横田滋さん死去
毎日新聞 2020年6月5日


 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父、横田滋さん(87)が死去したことを受け、安倍晋三首相は5日、「(妻の)早紀江さんと共に、その手でめぐみさんを抱きしめる日が来るように全力を尽くしてきたが、実現できなかったことは断腸の思い、本当に申し訳ない思いでいっぱいだ」と目に涙を浮かべながら述べた。東京都内の私邸で記者団の取材に応じた。

 首相が「政権の最重要課題」に掲げる拉致問題だが、日朝間の交渉は停滞し、首相が前提条件をつけずに呼びかけた金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談も実現の見通しが立っていない。

 小泉政権で2002年に拉致被害者5人とその家族8人が帰国したが、その後は成果が出ていない。12年末に第2次安倍内閣が発足直後、安倍首相は横田夫妻など拉致被害者の家族らに「この内閣で必ず解決する決意で拉致問題に取り組む」と伝えた。7年半が経過しても、状況が変わっていないのが実態だ。

 拉致被害者家族の高齢化が進み、日朝交渉は時間との闘いを強いられている。政府関係者は「交渉に直接影響しなくても、我々の切迫感は増した」と語った。

 金委員長との首脳会談は、18年4月に韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領、18年6月と19年2月にはトランプ米大統領が実現させた。国際的な融和ムードの広がりを受け、安倍首相は19年5月にそれまでの圧力路線を転換させ、「条件をつけずに金委員長と会い、率直に虚心坦懐(たんかい)に話したい」との意向を表明した。ただ、北朝鮮は日本への態度を軟化させず、対話の糸口はつかめていない。首相は5日「政府としてさまざまな動きを見逃すことなく、チャンスをとらえて果断に行動したい」と強調した。

 日本は北朝鮮に対し、拉致、核、ミサイルの「包括解決を目指す」姿勢を取るが、北朝鮮は今年3月にも短距離弾道ミサイル発射を繰り返した。むしろ北朝鮮の脅威は増した面もあり、与党内には「北朝鮮が安倍政権は敵視政策を取っていると見ている間は状況が改善しない」と厳しい見方も少なくない。【加藤明子】

https://mainichi.jp/articles/20200605/k00/00m/010/326000c

本当に無念だったろう。死んでも死にきれないとはこのこと。これだけ無念だと、冥福などあるわけもない。日本政府が、無能で非力で無気力なのは、何も拉致被害者に対してだけではない。いざという時、外国における邦人の基本権の保護なんて望むべくもないのは、周知の事実。


> 「海外で身の危険を感じたら米大使館に駆け込め」の理由
2019/06/15

ロシアで敵性外国人と見なされたら…
警察や軍関係の内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た警官の日常や刑事の捜査活動などにおける驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、海外で身の危険を感じた際のセオリーについて、米軍関係者が語る。

 * * *

「身の危険を感じたら、迷わずアメリカ大使館に駆け込みなさい」

 10年ほど前のことだ。ある仕事でロシアに行く予定があると話すと、交流のあった米軍中佐が真面目な顔でこう言った。


「あなたは“敵性外国人”ではないが、誤解されやすい。敵性外国人と思われたら、ロシアは何をするかわからない。危ないと思ったら、すぐにアメリカ大使館に駆け込みなさい。私が話を通しておきます」

 仕事柄、様々な国の情報筋の人間と交流があるのは確かだった。軍人だからこそ“敵性外国人”という言葉でその危険度を表してくれたのだ。

 それより数年前、ワシントンDCに本部を置くCSIS(戦略国際問題研究所)の上級研究員の知人から、突然連絡があった。

「おまえ、中国政府に敵性外国人とみなされているぞ。ブラックリストに名前が挙がっている」

 CSISとは、外交や安全保障分野を中心に政策提言などを行っている超党派のシンクタンクである。CSISが持っている情報網と情報量、情報収集能力や分析体制には計り知れないものがある。私ごときの情報などあまりに小さなものではあるが、それゆえにそのすごさを実感した出来事だった。

「ブラックリストに名前が挙がっている間は絶対に行くな。行ったら、その場で捕まる。いいな、中国には絶対、行くな」

 名前が中国政府のブラックリストに上がっていると聞き、驚いた反面、思い当たる節はあった。深セン市政府の有力者の子弟が日本に留学するための保証人を頼まれ、断っていたのだ。経済特区だった深セン市の発展はすさまじく、それだけに彼らは金も権力も持っていた。

 その後、有力者たちは汚職で摘発され、政府から一掃された。自分の名前もブラックリストから外された。

 話を戻そう。

 ネットなどでは「海外でトラブルにあったらアメリカ大使館に駆け込め」という書き込みを見ることがある。また、ある企業では海外赴任する社員の危機管理研修で、有事の際は日本大使館ではなくアメリカ大使館へという話がされていると聞いたこともある。

 ちょうど30年前の天安門事件の際、日本大使館は邦人退避のため何十台ものバスを用意し、ホテルや空港へ日本人を移送した。当然、移送ルートには安全な道が選ばれていたはずだが、北京の大学に留学していた友人を乗せたバスは、銃撃が飛び交っている天安門広場をゆっくりと通り抜けたという。警護もなく無防備なバスの中で、彼は日本大使館の危機管理の甘さを痛感し、生きた心地がしなかったと帰国後に話してくれた。

「あの時は死ぬかと思った。それが最短ルートだったのかもしれないが、あの危険なルートを通るなんて、日本大使館が信じられなかった」

 友人の話を聞いていただけに、やはりそうなのかと思った。

「間違っても日本大使館に駆け込んではいけません。彼らは何もできない。襲われても銃すら持っていない彼らは、あなたどころか自分たちすら守れない」

 米軍中佐はそう念を押した。

「アメリカ大使館は海兵隊が守っています。彼らは武装している。いざとなれば躊躇なく撃ちます」

 アメリカの在外公館は武装した海兵隊が警備している。

 この時、中佐と会った場所は港区にある米軍施設のニューサンノーホテル。このホテルは米軍関係者専用ホテルで、入るには関係者の招待か引率が必要になる。治外法権が発生するホテルの前にあるセキュリティーゲートでは、武装した軍人がガードしている。そこでパスポートか運転免許証を提示し、それをコンピューターでチェックした後でなければ中には入れてくれない。

 敵性外国人に間違われるかもしれないから言動には気をつけるよう忠告を受け、降り立ったモスクワでは、クレムリンの傍にある老舗のホテルメトロポールに滞在し、スタンダードの部屋を取っていた。翌日、予定していた会合に出席し、ロシア政府関係者やジャーナリストらと名刺交換。会合後に開かれたパーティーでも多くのロシア人と歓談した。

 ホテルに戻ると、フロントが張り付けたような微笑みを浮かべながら、チェックインした部屋とは違う部屋のキーを差しだした。

「失礼ながら、お部屋をグレードアップさせていただきました。お値段は変わりませんので、滞在中はどうぞこちらでおくつろぎください。お荷物もすでに運んでございます」

 通された部屋はクレムリンが見えるスイートルーム。おそらく盗聴器だらけの部屋だっただろうが、快適に過ごさせてもらった。敵性外国人とはみなされなかったが、もしそうみなされたらと思うとロシアほど恐ろしい国もない。その後、ロシア側とは友好関係を保っている。

 今では中佐の忠告を受け、どこの国にいようと有事の時や身の危険を感じた時は、逃げ込む先はアメリカ大使館と決めている。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%80%8C%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%A7%E8%BA%AB%E3%81%AE%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%9F%E3%82%89%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E9%A4%A8%E3%81%AB%E9%A7%86%E3%81%91%E8%BE%BC%E3%82%81%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AACTLzw


自称愛国者達は、ケンポーガー!!を言い訳にしているが、憲法は一切関係なく、単に、誰も責務を担わず面倒も責任も嫌なだけ。これが、美しい国ニッポン(笑)。