昨夜は豊後大野市共育塾がありました。参加者が5名と通常よりも多くて、活発な議論ができました。6名以上になった場合は、グループ分けをして話し合います。一度に話し合うメンバーとしては、最高で5人までと一応決めています。
そうしなければ人数的にも発言機会が少なくなるからです。昨夜は5人でどうにか満遍なく発言もできたと思います。テーマは「人口減少対策」として決まっています。表現はいろいろありますが、「人口増加」とするといろんな誤解も生みます。
すぐに「人口が増えると思うのか?」の意見が出ます。すぐに表面的にプラスになるはずもありません。マイナスが減ることをプラスと捉えています。それが続けば実質の人口数もいずれはプラスになります。
豊後大野市の場合は、人口が約32000人で毎年500人以上減っています。この数字は平均的な数字のようです。大まかにいえば、人口20000人であれば、毎年400人以上が減るような計算です。毎年500人以上減れば、10年で確実に5000人以上は減ります。
人口がゼロにならなくても、今より半分になっただけでもかなりのサービスは低下します。とにかくいろんな問題点の原点は人口減少以外にありません。ですから市の一番の課題は、人口減少対策以外にはないはずです。
しかし現実はどうでしょうか?その対策が観光政策でしょうか?それに付随するレジャーやスポーツ関連でしょうか?それを共育塾では一番危惧しています。それに対する事業として、人を生かすまちづくりを「共に考える」としました。
それを短縮して「共に考える」事業としています。まずは考えることからです。逆にいえばあまりにも考えずにきたと思います。もちろんわたし自身もそうです。もうかなり遅いとは思いますが、やはりきっかけがなければ動かないのです。
今回は安芸高田市の元市長の石丸伸二さんの影響は大きかったです。賛否両論ありますが、大きな波を立てたのは事実です。そのくらいしなければ、地方の人口減少問題は解決できません。また地方でがんばっただけでも難しいので、石丸さんは都知事選に出る決断をしました。
安芸高田市の市長を続けるという選択ももちろんありましたが、やはりこの期を逃したくなかったのだと思います。古い政治の否定としては成功したはずです。とにかく時間との戦いでもあります。待ったなしの地方創生になっています。
政府に任せていては人口はますます減り続けます。それに一番影響を受けるのが地方です。そのための行動を、微力ながら共育塾でやろうとしています。とにかく急がねばなりません。ではまた明日。