東京都知事選で民意がわかる | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

今回の都知事選は特別です。一番顕著なのは組織票で勝負しない候補者がいることです。またそこまでの知名度や財力もありません。なのになぜ都知事選のような大きな舞台で勝負ができるのか、それはSNSと是々非々の実行力だと思います。


今回の台風の目の石丸伸二さんですが、似たようなことを思っている人も多いと思います。もうかなり前ですが、東国原さんも宮崎県知事から、地方のために都知事選へ挑戦しました。そのときもやはり宮崎を捨てるのかの声もありました。


時代もかなり違いますが、政治家としてのスタイルもまた違います。あのときは全国を巻き込むまではなかったと思います。やはりインターネットとSNSの影響は大きいです。しかし、それらはあくまでも道具であって、問題は使い方です。


石丸さんは戦略的でしたが、その手の内もかなり明かしています。隠すほどのことでもないのですが、決め手はやはり実行力でした。戦略もいろいろとあり、そこはかなり練っていたようです。そして想像以上の結果になったのです。


議会に対して戦う首長はこれまでもいました。それこそ以前の石原都知事などはその典型でした。しかしやはりスタイルが違うのです。石原さんの場合は都民を巻き込むスタイルではなかったです。個人パワーで押し切っていました。


スタイルは個性ですから、それぞれ違って良いと思います。しかし今回の石丸スタイルは、しきりに有権者に責任を与えています。日本を変えるのは東京の大人たちだとハッキリと言っています。組織の指示でなく、自分の意思で動くことです。


まさに自立だと思います。大人が自立できなければ、子どもたちに不幸を与えます。一番ひどい具体例は戦争に送り込むことです。それをやめさせるためにも、今回の都知事選は大人の自立が求められています。自分の意思で正しい決断をするのです。


経営者と労働者は、そもそも戦うものではまったくありません。一緒にがんばる仲間でしかありません。それがいつの間にか労使対決のようになり、誰かがそのように先導したのでしょう。さらに労働組合にも入れない非正規労働者もいます。


そこは非常にたいせつな層にもなります。そこの対応で人口問題にも大きく影響します。ですから人口問題は大企業よりも、中小企業のほうが主役になります。またそうならなければ、中小企業も生き残れません。


全労働者数の7割は中小企業です。石丸さんは大企業出身です。ですから中小企業の票をいかに取れるかだと思います。あと1週間ですね。東京が動いて時代が動くか、大きな転換期を迎えます。ではまた明日。