どうやって人口を増やすのか? | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

消滅可能性が指摘されている地方都市については、多くの課題があります。未来に明るい展望を見出すために、豊後大野市の「市民提案型協働のまちづくり活動推進事業」の公募に参加しました。


これまでも取リ組みは行われていますが、どれも人口減少の解決策には遠い気がします。お金(税金)の支援では限界があります。またそれは他力依存にもなり自立の妨げにもなるからです。いくつかのキーワードがありますが、順不同でいきます(笑)。


例えば、「後継者問題」「自立できない問題」「家族間の問題」「一極集中の問題」などです。「創業支援」などもありますが本当の支援をしているのかどうかです。独立するわけですから、当然自立できなければ話になりません。


お金を借りてもよいですし、それをきちんと返済することが自立になります。逆に借るリスクも取れないようでは、創業はできません。移住促進策も、お金の支援だけでなく知らぬ土地に来るわけですから、人的支援も大きいと思います。


とくに地元の人の対応は非常に大きいです。また特産品の開発や観光資源の活用など、地域固有の資源を生かした産業の振興もあります。これは競争も激しいので、いかに差別化した商品を出すかがカギになります。 


 「消滅地方都市でも新たな発展の機会を見出すことができます。それには地域住民、行政、企業、NPOなど多方面の協力と長期的な視点が必要です。未来は不確かですが、積極的な取り組みによって、明るい未来を築くことは可能です。」


これはよくあるアピールですが、「多方面の協力と長期的な取り組み」がまず怪しいのてす。そんなに長期的な取り組みで大丈夫でしょうか?まずは短期的に人口増加への確信を掴むことです。そうすれば長期的な策も生まれるでしょう。


また「多方面」も聞こえは良いですが、責任が曖昧になる可能性もあります。またそれぞれが自分らの利益を求めだすと、これもまた足を引っ張る可能性があります。やはりすべてに根底となる、また幹となる理念が必要と思います。


人口が自然に増えていくという正しい考え方の理念です。経営も経営理念ありきで成り立ちます。持続できる自治体のための理念が必要です。これはどこでも通用する理念になるはずです。全国に先駆けてぜひつくり上げたいと思います。


大きなことを言っていますが、やることは地味なことになります。考え方を変えるという地味な作業です。モノづくりではなく人づくりです。みんなわかっていても触れたがらない部分です。挑戦するしかありません。ではまた明日。