第100回目の共育塾は酒場 | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

本日は忘年会を兼ねた第100回目の共育塾です。2016年3月18日に4名でスタートした豊後大野市共育塾です。わたし以外は全員若手の経営者でした。経営者といってもわたし以外は個人経営で、自転車屋・マッサージ業・ともう一業種は忘れました(笑)。


申し訳ないですが、もうそのくらい前の話になります。共育塾の第2回目にはこのようなことを話していました。


>地域には100億企業が1社より10億企業が10社、さらに1億企業が100社のほうが本当は安定した社会が出来上がります。地域のリーダーも同じで、小リーダーをたくさんつくることが、地域活性化の最後の切り札になるのではないでしょうか<


今とまったく同じことを、6年前の第2回目にもすでに語っています。現在はこれを小藩分立に例えて話しています。大分県のDNAでもある小藩分立、あまり良い例には思われていませんでした。小さなお山の大将がたくさんいる感じに取られていました。


確かにまとまりが悪くも見えますが、それは多様性があるとも取れます。「廃藩置県」(豊前が小倉県、豊後が大分県)が行われた頃です。小藩分立の時代は、県内各地に城下町文化が花開き、自主自立の気風を育み、個性豊かな人材を輩出しました。


県内各地に数多くの藩校や私塾、寺子屋が開かれ、地域ごとに特色ある教育が展開されていました。小藩分立は,江戸時代の大分県の歴史を、もっともわかりやすく表した言葉です。 中津・杵 築・日出・府内・臼杵・佐伯 ・岡 ・森の8つの藩がありました。


現在の豊後大野市(元大野郡)は、臼杵藩と岡藩(竹田)が半分ずつ入っています。わたしはよくわかりませんが、それぞれで気風が違うとはときどき聞きます。平成18年3月31日までに58市町村が12の合併市と6市町村の18市町村に再編されたのです。


個性のある者同士をひとつにまとめるのは、まさにスポーツのチームプレーのようなものです。大谷翔平選手ではありませんが、「勝つ」ために何をするかを全力で考えるのです。わたしらの「勝つ」は人口を増やすことです。


人口の増やし方にもいろいろあります。企業誘致・学校誘致・子育て支援・学費援助など、さまざま対策はありますがどれも税金が大きく関わります。これらは人口が増えなければ逆に負担になります。箱モノづくりも同じことです。


やはりリーダー(首長)次第でどうにでもなります。そして現実に動くのは住民です。一人ひとりの細かなレベルアップも必要と思います。何かいい話があれば寄ってきます。いい話とは例えば補助金などですが、この依存症だけは避けたいところです。


別に補助金が悪いわけではありません。依存症になるのが悪いだけです。苦労して稼いだお金で出す広告チラシと、補助金で出すチラシとではやはり違います。依存症にさえならなければ大丈夫ですが、そこの意識は重要と思います。


本日の共育塾も4人で行います。当初と人数は同じですがメンバーは違います。テーマは人口のことなどあまり変わりませんが、議論の中身は変わっています。共育塾では思考訓練をしているようなものです。そして最終的には人間の深堀りになります。


すべての問題の本質は、人間と人間関係に尽きると思います。共育塾の目的は「人づくり」です。その人とは自分です。それが唯一のルールのようなものです。共育塾は自分で自分を変えることです。メンバーはその気づきを与えてくれる相手です。


こんな話が今晩もできると思います。初めての酒席になりますので、ますます本音が出そうで怖い気もしますが楽しみです。ではまた明日。