「人づくり」ができるコンサルタント | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

地方創生コンサルタントという方々がいます。地方創生コンサルタントは地方の人口増加の手助けが仕事です。しつこいですが耳にイカ、いやタコができるくらい言い続けますよ(笑)。セミナーやイベントを通じて地域の活性化もさせます。


しかしいくら一時的な活性化をしても、一番の目的の人口が増やすことまではなかなかできません。きのうも書きましたが、やはり転々とする狩猟民族型のコンサルには、人づくりはなかなかできないのです。よって人口も増えません。


人口が増えるとは簡単にいえば、まちが発展し続けるということです。会社経営と同じです。会社の業績が伸びているときは、社員は減らず増えます。伸びがストップすると、そこから少しずつ社員も独立や転職で辞めていきます。


伸びるときは伸びるだけの理由があります。伸びる良い会社には、良い人(社員)がたくさんいることになります。良い人がたくさんいるから良い会社になるのです。すごく当たり前のことですが、そこには当然のように教育があります。


教育もせずに人が育つはずもありません。わたしなどは甘えた体質から、仕事の中でかなり鍛えられ変わりました。しかし好きで合う仕事であればそれは苦痛ではありません。嫌ならやめればいいだけの話で、あとは自分次第です。


「持続可能なまちづくり」は、まさに「人づくりの継続」に尽きます。継続するためには後継者の育成が必須になります。後継者とは何も会社や店だけでなく、普通の家にも後継者は必要です。人口としてはこちらの比重のほうが大きいかもしれません。


家の後継者とは子どもですね。もちろん子どもがいない家庭もありますが、それは別に関係ありませんし、そこは人それぞれで良いのです。いろんなタイプの人を受け入れられる包容力も必要です。そうした理想的な結果をまずは描けるかどうかです。


やはりすべてに通じるのが人間関係です。人づくりには人間関係をうまくできるかは大きいです。家族・学校・友人知人・仕事関係、すべてにさまざまな人たちとの人間関係が存在します。人間関係を学ぶとは、人間をまず学ぶことから始まります。


人間を学ぶと簡単には怒らなくなります。アンガーマネジメント(怒りのコントロール)も、人間というものを知れば簡単に達成できます。人間にはどんな人でも善悪を持ち合わせています。マザーテレサでもそうです。欲があれば善も悪も発生します。


人づくりはどんな人間をつくれば良いのでしょうか?人は機械とは違ってずっと安定はせず変化し続けます。ですから成功してもその先で失敗もするのです。これも欲の問題にもなります。欲のコントロールが難しいのです。


「難しいことは簡単に考えろ」と教えられたことがあります。まさに人づくりなどがそうかもしれません。どんな人になれば良いのかですが、わたしなりのひとつの結論は「往復思考」ができ、それを正しいことに使えることです。


常に相手のことも考えながら行動するのです。そうすればまず人間関係はうまくいくと思います。相手のことも考えながら自分のことも考えるのです。しかし一番は自分で良いのです。自分勝手にさえならなければ主役は自分です。


割と簡単なことですが、今度は簡単なことが難しく感じるのです。それが「人間だもの」です。変なまとめになりましたが、コンサルもまずは自分づくりからスタートになるでしょうね。敵は内にありです。ではまた明日。