ライバルをあえてつくる | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

松山千春がおもしろいことを言っていました。かなり前(40代頃)だと思いますが、「紅白には出ないけど、もし俺が出たらトリは北島三郎さんでなく俺だな!」と、まじめに言ってた千春がいました。そして「俺は本人の前でも言ったよ」と言うのです。


おもしろい男ですね。陰で言うと悪口になるからと本人に言ったのです。それは北島さんがカチンときても良いというのです。お互いが負けまいとすれば、それはプラスに働くという考えです。恐れ多いですが、半分は当たっています。


わたしもライバルはいたほうが良いと思います。一番良くないのが、一人勝ち状態でだらけることです。カチンとくることが刺激になって、また努力しようとなるのが普通です。最近も少しそんなことがあり、今はアドレナリンが少し高めになっています。


そうなると行動も一気に早くなります。わたしは切羽詰まらないと頑張れないタイプのようです。そんな人は割りといますね。全然良いことではないのですが、クセに近いというか良くいえば個性です。ただあともう少し時間があれば、は通用しません。


ライバルとは人だけとは限りません。組織の中の人であれば、その人の問題というよりは組織の問題になるからです。トカゲのシッポを切っても意味はありません。立場で言わされている場合が多いのです。ですから人を嫌いになることはほとんどありません。


長年に渡ってできた組織であれば、作った張本人はもうやめてる可能性もあります。このような場合は、理念や目的や方針など、書いてあることに対して言ったほうが良いです。もし答えをもらうとしても、個人でなくて担当課なりの答えで良いのです。


それが市の方針であっても、市長が一人で決めるものでもないでしょうし、そこには必ず幾人かの意見も入っているはずです。総合的な判断ということになるでしょう。そうなれば全体責任であっても、やはり最後はトップが責任を取ります。


会社の社長でも同じですが、最終責任者という役目が最大の仕事になります。話が少しずれましたが、ライバルとは闘う相手にもなりますが、スポーツの対戦相手とは少し違います。闘う道具が違います。武器は形のないもので、考え方などが主な武器になります。


最近は成人式などでも、社会に出てからは自分なりの武器を持ちなさいなどの、式辞や祝辞を受けています。それだけ社会は厳しいので、発破をかける意味もあると思います。ライバルに勝つためには、ライバルが持っていない武器を持つべきです。


この武器を持つことを、理論武装するというときもあります。どうしたら人口が増えるのか、これに対する理論武装できれば最高です。まだ誰も答えを出せていません。どうかしてでも答えを見つけたいですね。ライバルは難問でした。ではまた明日。