「バックステージ」という番組で、QBハウスの舞台裏が見れました。 「10分カットで1000円」という低料金の理美容チェーンです。 他にも数多くの低料金チェーンがありますが、教育システム等ではここが一番ではないでしょうか。 1000円も物価上昇により多少の値上げはしていますし、女性のほうが若干高めに設定している店もあります。 10分で1000円は技術料としては、通常のサロンでも同じ感覚です。
当店でもカットブローは3000円で30分以内を基準にしています。 厳密にいえばブローも入るので、カットのみになれば2000円となりますが、そのようなケースはまずありません。 QBハウスは最近では女性客も増えたとありましたが、ショート以外では10分はおそらく無理でしょう。 まったく濡らさずにはカットもできないでしょうから、ミディアム以上になればお断りするのでしょうか、興味があります。
番組の中ではいくつかの時短の工夫がされていましたが、かなりの時間管理は精神的にはどうかと心配になりました。 かなりの高給でもなければ続かないのではないでしょうか。 しかし、現在560店舗以上のサロンがあるということは、それだけ働く人がいるということは事実です。 ただ一度低料金の店で働くと、通常料金の店では働けなるとよく聞きます。 頭の切り替えが難しいのかもしれませんね。
表面的には同じ理美容の仕事でも、まったく別の世界のように見えました。 どうしても機械的な作業になり、会話もほとんどできません。 美容師などはAI時代になっても、生き残れる業種の中に入っています。 しかし、QBハウスの場合はどうでしょう。 もしかするとAIにもできるようなヘアサロンになるかもしれません。 まさかとは思いますが、仕事の工程を見ていると機械化されているだけに心配です。
昨年に東証一部上場を果たしたそうですが、そこまでの高値はつかなかったようです。 やはり同形態の店同士の競争も激化し、人口減と共にこのままでは厳しくなるかもしれません。 それはどの会社でも同じですし、常に正しい変化を続けなければ継続は難しいでしょう。 しかし、AI時代に育つ人たちは、このような機械的なサロンでも満足するのかもしれません。 QBハウスの現状を知れた良い番組でした。
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