モノの価値。 | DajeyLeatherProductsモノ作り会議室。

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ここにしかない革製品を追い求め、「日進月歩」をモットーに運営しています。
インスタグラムと連動しており、殆どが宣伝的な記事となりますが、もの、モノ作りに対する思いや、気付き等も記しておりますので、宜しくお願い致します。

Dajeyの代表兼クラフターのKakeです。


今回は近況の報告のような回となりそうです。


近頃、カスタムオーダーの御依頼やイニシャル等のネーム刻印を承らせて頂く機会が以前よりも増えておりまして、

そのような製作をさせて頂くうちに様々なことが頭をめぐるようになりました。


ただの効率重視のビジネス視点で見れば、決まった「既製のデザインのもの」だけを効率的に作って販売するだけの方が生産性としてもはるかに合理的だと言われるでしょう。


勿論、私自身も合理性の考えの中ではそれは間違いないと思っております。


しかしながら、近頃のそういったカスタムの御依頼をお受けする中で、ただ製作してお買い上げ頂くだけでは体験することが出来ないお客様とのやりとりがあり、その中で感じる「想い」であったり「愛情」であったり、個々のコダワリや生活の背景が、しっかりと透けて見えてくるのです。


そのような、お客様からバトンのようなものを渡されるような感覚を製作しながら感じている昨今、

その感覚をなんと形容すれば良いのかボンヤリと考えていた中で、ハッとある言葉が浮かんだのでした。


それは

「価値」

でした。


ただ価格か高いものだけが価値を備えているという事では無くて、

お客様からの御要望に対して、バトンを渡された側として心から向き合い、出来る限り寄り添う心を持ちカタチにしたモノで、なおかつお客様に、もしくはギフトのお相手様に御満足頂けるまでのバトンの流れそのものも、尊い価値なのかもしれないということに気が付いたのでした。


狭い範囲での私個人の主観でありますが、

自分自身もありがたく利用する機会も多く、世の中はとても便利になり、様々なものやサービスがあちらこちらでいとも簡単に手に入る昨今の中で、

なんとなく感じることは、便利さとは裏腹に「心」を感じる機会がとても少ない気がしていて、

それはなぜなのかを考えておりました。


インターネットでの顔が見えないやりとり、

もしくは人でも無く、完全にAIのようなシステムとのやり取りが原因の一端でもあるとも言えるでしょうが、

殆どがマニュアル化された接客やサービスである場合は、仮に店舗等で人と人が顔と顔を合わせてやり取りをしたところで大した違いが無いような気がするのです。


そんな事を考察する中である原因が浮かんできたのでした。


多くの世の大衆向けの商品やサービスは、「私」や「あなた」個人の為に作られたものでは無く、戦略的なマーケティングの中の仮定の誰かの為のものであることが大きな要因ではないか。


勿論、その中でも自分自身のニーズがズバッと当てはまる多くの商品やサービスがあることも知っていますし、私自身も多くの恩恵を受けているただの消費者でもあります。


しかしながら、大半の物や事がそういった幻想のの誰かの為のものである事に対して、

近頃お受けする、

受注製作のカスタムオーダー等は時間を要し、不便とも言えるものかも知れませんが、

「幻想の誰か」では無く、

現実に存在する「誰か特定の人」の為に、

丹精込めて製作するものは、意図せずとも希少価値を含む一方で、

この世の中において想いと想いを繋ぐとても重要な「価値」のような気がしています。


この価値の創造は、大きなハイブランドでは不可能であり、(イニシャル入れくらいでは可能ですが。)

小規模で、ダイレクトに製作者とお客様が向き合い、御要望に応じて柔軟に仕様変更し、お買い上げ頂ける今のフレキシブルなスタイルでしか生むことが出来ないような、貴重なものなのかも知れません。


これからも一層、物質的に満たされていくだろう私たちの生活において、人間同士の心を繋ぐ価値というものは反比例して輝きを増していくような感覚を強く感じる昨今です。


今後DajeyLeatherProductsがどのような成長をしたとしても、その価値の部分は大切にしたいなと感じた次第です。


今回は少し野暮ったいテーマかもしれませんが、

多く存在する「価値」というもののなかの

一つではありますが、最近そのような価値感覚をヒシヒシと感じているという報告でありました。


ということで、、

カスタムオーダー喜んでお待ちしております(笑)

無理難題でもお気軽に御相談下さいませ。

(可能な範囲で着地点を見つけさせて頂きます。)


それでは、また次回。

良いGWを!

ごきげんよう。