今日は、テニスをやっている人なら
一度は感じたことがあるかもしれない違和感の話をします。
同じように構えているのに、
日によって当たったり、当たらなかったり。
フォームも悪くないし、
スイングもいつも通り。
なのに、距離感だけがおかしい。
「今日はボールが近く感じるな」
「いや、今日はやけに遠い…」
こんな経験、ありませんか?
これ、集中力の問題でも、
年齢のせいでもありません。
多くの人は、こういう時に
「構えが悪いのかな」
「スタンスがズレてるのかな」
「もっと横を向いた方がいいのかな」
と考えます。
そして鏡を見たり、動画を撮ったりして
フォームや形を直そうとします。
でも実は、
形は合っているのに、見え方が合っていない
そんな人がとても多いんです。
少し日常の話で考えてみてください。
キッチンで包丁を使って、
まな板の上のニンジンを切るとき。
顔をちょっと横にずらしたら、
「え?距離わかんなくない?」
ってなりますよね。
手はちゃんと動いているのに、
目線がズレるだけで位置感覚がおかしくなる。
これと同じことが、
テニスでも起きています。
ここで今日のテーマです。
「利き目」
右利き・左利きはみんな気にしますが、
「どっちの目で見ているか」は
ほとんど意識されていません。
私は、
右利き・右利き目。
いわゆるごく普通のタイプです。
でも普通だからこそ、
利き目とスタンスの関係を知らないまま
プレーしている人が本当に多い。
スタンスって、
実は利き目と深く関係しています。
直すべきはフォームではなく、
ボールの見え方だった、
というケースも少なくありません。
ここで、ひとつ覚えてほしい言葉があります。
「見えている目が、ハンドル」
車や自転車は、
ハンドルを切った方向に進みますよね。
テニスも同じで、
体は自然と
「利き目が見ている方向」に動こうとします。
だから、
詰まりやすい
振り遅れる
距離感が合わない
こういった悩みは、
技術の問題ではなく、
ハンドルの向きが合っていないだけ
ということもあります。
ここで、
30秒でできる利き目の確認方法です。
両手で小さな三角形を作って、
少し離れた物を見ます。
そのまま片目ずつ閉じてみてください。
物がズレずに見える方が、
あなたの利き目です。
右利きの人は右利き目、
左利きの人は左利き目、
という人が多いですが、
違う組み合わせの人もいます。
これをクロスドミナンスと言います。
私の場合は、
右利き・右利き目。
このタイプは、
フォアハンドでは
オープンスタンスが合いやすいです。
理由はシンプルで、
右目でボールを
正面〜やや右から捉えやすいから。
無理に横を向きすぎると、
見え方がズレやすくなり、
距離感が狂ったり、
詰まりや振り遅れが出やすくなります。
体を少し開いた方が、
ハンドルと進行方向が一致しやすい。
それだけの話です。
今日、全部理解しなくて大丈夫です。
次にコートに立ったとき、
構える前に一つだけ思い出してください。
「自分、今どっちの目でボール見てるかな?」
それだけで十分です。
気づくだけで、
体はちゃんと教えてくれます。
テニスは、
頑張るより
気づいた人から楽になります。
一緒に、少しずついきましょう。

