今回は「リターン」にフォーカスしてお話します。
実はこのショット、試合を左右するほど重要なのに、ちゃんと練習している人は意外と少ないんです。

その理由のひとつは、「ストロークを練習すれば自然とリターンも上達するでしょ?」という勘違い。でも結論から言えば――リターンはリターンの練習をしなければ絶対に上手くなりません。

そして逆に言えば、リターンに伸び代がある人が非常に多いということ。
今回はそんな「伸び代だらけ」のリターンについて、
✅ 正しいコースの考え方
✅ ストロークとの違い
✅ 上達のためのテクニック
を詳しく解説していきます。


1. まずは「リターンの狙い方」に潜む落とし穴

皆さんはリターンのとき、相手コートのどこを狙っていますか?

実はこの質問だけで、

  • 弱いプレイヤー

  • 強いプレイヤー

  • プロレベルのプレイヤー

この3タイプがはっきり分かれるという面白い分析があります。

レベル 狙うコース
弱いプレイヤー ライン際(難しいコース)
強いプレイヤー センターの深い場所
プロ センター深く&バック側

つまり、弱い人ほど難しい場所を狙い、強い人ほど簡単で確実な場所を狙っているのです。

「でもセンターだと相手に攻められるんじゃない?」

→ それでOKです。ミスするより100倍マシです。

特にバウンドテニスでは、サーブ&ボレーのようなプレッシャーが無い分、センターへのリターンが最もコスパの良い選択肢になります。


2. 「入口と出口を同じにする」とミスは激減する

これはテニスマガジンのコラムに出てきたフレーズ。

  • 入口=サーブが入ってくるコース

  • 出口=自分がリターンを返すコース

つまり、「サーブが入ってきた方向にそのまま返せば、無理がない」ということです。

実際、プロの試合データでも65%のリターンはセンターに返されているという統計があります。


3. ストロークとリターンは“別物”です

多くの人が混同しがちですが、リターンとストロークには明確な違いがあります。

大きな違いはこの3つ:

  1. リターンは曲がるが、ストロークは曲がらない
     → サーブは横回転や斜め回転がかかるため、不規則な軌道になりやすい。

  2. リターンは毎回同じ場所で打つ、ストロークは毎回違う場所で打つ
     → リターンは動ける範囲が狭く、打点の自由度も低い。

  3. リターンは静止状態から、ストロークは動きの中から
     → リターンは自分でリズムを作る必要があり、スプリットステップは必須

この違いを理解するだけでも、リターンの練習メニューや意識がガラッと変わるはずです。


4. リターン上達のテクニック【3ステップ】

「リターンは足し算ではなく、引き算」
つまり、無駄を削ぎ落としたシンプルさが鍵になります。

リターン改善3ステップ:

  1. スプリットステップをする
     → 静止状態からリズムを生む最初の動作。必ず行いましょう。

  2. ラケットを大きく引かない
     → ラケットを体の近くに保ち、ユニットターンで自然なひねり戻しを利用する。

  3. 相手の力を利用してインパクトする
     → 力んで振るのではなく、来たボールのエネルギーをそのまま跳ね返す。

一発のリターンエースよりも、ミスしないリターンの方が遥かに価値があります。
「ただ返す」ではなく「確実に、無駄なく、返す」ことを意識してください。


5. バウンドテニス特有の“リターンの利点”

バウンドテニスには、リターンに関して以下の2つの有利な要素があります:

  • フォアかバック、どちらか片方で90%対応できる
     → どちらか一方に絞った練習が可能。

  • サーブ&ボレーが無い
     → 相手にプレッシャーをかけられにくいため、センターリターンがより効果的。


結論:リターンの成長余地は“無限大”です

ストロークと同じ感覚でリターンをしていては、いつまで経っても上達しません。
リターンは「別物」として捉え、練習量を確保することが一番の近道です。

特にバウンドテニスでは、ちょっとした意識と技術の差がそのまま勝敗を左右します。
ぜひ今日から、センターへのリターンと無駄のないフォームを意識してみてください。

【バウンドテニス】リターンが安定すれば、ゲームの組み立てが楽になります。リターンについて勘違いをしていませんか?

https://www.youtube.com/watch?v=6QaKiwb8U0Q


🎾 あなたの「リターン」に革命を!

「リターン苦手なんだよな……」という方こそ、今回の話を実践すれば間違いなく変わります。
今こそ、あなたのリターンに革命を起こしましょう。