毒親と縁を切ると決めたら
せっかく毒親と決別をしたのに、二年や三年そこらでまた毒親と接触する人達がいます。
これではまた元の苦悩の人生に戻ってしまうことになるだけなんですね。
私は以前、ある相談者の方にこう言いました。
「あなたが毒親との決別を決めるなら、最低でも○年もしくは毒親が○○になる程度は、絶対に接触しないくらいの気持ちを持たないと何も変わりませんよ」
そうなんですね。
毒親を舐めてはいけません。
せっかく毒親と距離を置いても、たかだか二年や三年そこらでは何も変わることは無いのです。
逆に、
せっかく離れることができたのに、二年や三年そこらでまた接触をするのは依存が抜けていない証拠なんですね。
「自分からまた関わりを持とうとする時点でまだまだ親への依存が抜けていない証なんです」
毒親と距離を置くことは心を正常な状態に戻すためにとても必要なことです。
二年や三年で完全に毒親の毒が心から抜けることはありません。
これは毒親育ちの人達にすべて共通することなんですね。
「本当に毒親から自分を分離し、自立そして成熟した大人として変わりたいのであれば、偽りの家族ゲームに関わらないこと」
毒親に刺された棘と流された毒を抜くには時間そして自らを徹底的に眺める考察力を高めることが大切です。
私は徹底的にしています。
フラフラしていたら、
毒親問題
を語ることはとてもリスクがある問題だからです。
また本音として、
「自分の中にある親を徹底的に叩き、心の底から追い出す覚悟が無ければこの問題から生じる苦しみから完全に逃れることは難しい」
と考えています。
親との問題を甘く考えないように。
半端なやり方では逆に苦しみが増えるだけです。
毒親問題で悩んでいる方!どうか中途半端そして安易な解決方法に逃げないようにして下さい。
それは返って問題を複雑にし、更に心の闇が深くなることにつながります。
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