人は傷口に気づかないふりをしがち。
だから、あえて意識を向けます。
過去に失敗したこと、
やりたくてもできなかったことが、
「心の傷」として残ることがあります。
その「触られたくない」と思っている部分を誰かに刺激されると、
「わたしはこんなに傷ついているのに、ひどい！」って、
ジタバタ……（むろん、相手は無意識）。
傷の正体を突き詰めてみると、
「恥ずかしい」
って感情が見つかります。
「みんなの前で責められて恥をかかされた」
「恥ずかしいけど気持ちを伝えた結果、フラれた」
とか。
でも、傷がついたのは魂ではなく、
「恥ずかしい」って思い続ける思考と、
傷ついたことを隠す感情のほうです。
「キズにキヅくとキズかれていく」。
これは、いつものごとく、
「音が一緒でプロセスがわかりやすいですね」
って超意識から届いた言葉です。
傷に気づくと、
「だから失敗をしたくなかったんだ」
という自分の決めごとに気づけるから、
乗り越えて、新たに築いていけるのです。
「わたしは傷ついた」
と自覚してはじめて、その傷に意識が向けられます。
傷が見えるから磨くことができるんです。
傷を見つけたら、ただ眺めて、共感して、
そっとさすってあげてください。
ときに悶絶するくらい痛いこともあるかもしれないけれど、
傷ついたことを体感しつくすと、
傷跡にしなやかな肌が再生することもあるし、
「この傷がカワイイ」って愛着を持つことだってできます。
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