自分の利益と他人の利益 | 創造する知性 金と表現と魂の交差点
※この記事は、2015年3月15日に書いた内容を、
加筆して公開したものです。




最近、空海密教を探求する仲間の一人から、

「もう現象世界を土台にする人と組んでも難しいから、
虚空を大地として考えることが出来る人とともに
その虚空からどう組み立てていくか、
新しい文明を切り開く方に向けたワークに取り組みたい。」

という言葉が寄せられた。



虚空とは、何もない空間、大空のことで、
何も妨げるものがなく、すべてのものが存在する場所。
といった意味である。

空または虚空界ともいわれるが、
虚空界とは、虚空のように一切を包括し擁する、
色もなく形もない本源的な真如の世界のことを言う。



空海は、
唐への留学から帰国した際、
『御請来目録(ごしょうらいもくろく)』
という報告書のなかで、


それ釈教は浩汗(こうかん)にして際なく涯(はて)なし。
一言にしてこれを蔽(おお)えばただ二利(にり)に在り。

「仏教は広大無辺な教えですが、
一言で述べるなら二利(自利、利他)に尽きます」

と書いています。



ここに出ている「二利」とは、
自分が修行して悟りを得ること(自利)と、
他の人の救済のために尽くすこと(利他)で、

仏教では「自利利他」ということを重視し、
この二つを完全に行うのが理想とされています。

それは、自利と利他が相反するものではなく、
大きな輪のようにつながっていると考えです。



また宮沢賢治は、

「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」

と言いました。


菩薩というのは、
自分が悟りに達する段階まできているのに、
まず他人を救うことを優先します。

また、
ボランティアや介護などの現場などで、人を手助けすることで、
「じつは自分が救われていた」
と気づいたという人たちもいます。



つまり、

人を救う行いが、自分も救っている

というわけです。



悟りを得たいとする方のなかには、
自分が救われたい
という想いから修行を始める方もいますが、

こういう考えの方は、
現代の組織宗教者のなかにもいるのではないでしょうか。




幸せというものを考えたくなったら、

電車のお年寄りに席をゆずったり、
バス停で待つお年寄りに声をかけるなど、

身近な当たり前のことからからでいいので、
まず自分にできる「利他」の行いからやってみてはいかがでしょう。

そのとき
少しでも人の助けになり、自分自身の心が安らいだとしたら、
それが自利利他、本当の幸せです。



虚空は、
深い瞑想の末に辿り着く遠い宇宙の果てや無重力場にあるのではなく、
身の回りにいつでも起こり得る世界であることに気づけます。


参考文献
宮下 真「生き方が変る!空海 黄金の言葉」ナガオカ出版(2010)





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