※この記事は、2013年11月16日に、
公開した記事を加筆訂正したものです。
瞑想には大きく分けて、
二つの段階があるといわれています。
第一段階は「努力」が必要な段階、
第2段階は「無努力」が必要な段階です。
また、
第一段階の努力が必要な瞑想のことを実践瞑想、
第二段階の無努力が必要な瞑想のことを境地瞑想
ともいいます。
瞑想の第一段階では、
脳の一時記憶域である新皮質にある「デスクトップ」
のメモなどのデータ類を片付けます。
真言やマントラを使って(唱えながら)
整理整頓の作業をしている状況です。
この第一段階のことを、「実践瞑想」、
あるいは「SWEEP STAGE」ともいいます。
散らばった情報を整理整頓、
ファイリングして元の棚に戻している状態です。
第一段階は、
さらに「表層瞑想」と「中層瞑想」の二つに分かれ、
「表層瞑想」は、
五感から入ってくる外界からの情報を一旦遮断して、
片付け作業を行い、
「中層瞑想」は、
脳の中にあるデータ類の片付け作業を行います。
この第一段階が完了すると
第二段階に入ることが出来ます。
第二段階では、
「思考」が消えてしーんとしたとても静かな状態になります。
思考がなくなっている、消えている状態で、
「境地瞑想」といいます。
「ニルヴァーナ」とか、
「DELIGHT STAGE]とか呼ばれる状態がこれで、
いわゆる「瞑想の状態」になったことを意味します。
この第二段階は、
古い記憶にアクセスしたり幼少の頃の懸案事項を扱ったりしている
「深層瞑想」と、
快楽(エクスタシー)、
あるいは、悦楽を感じている状態の「至福瞑想」とに分かれます。
そしてこの二つは同時に起こる場合もあります。
「深層瞑想」状態になると、
脳幹部にある海馬という自分の古い記憶庫の扉が開きますので、
懐かしい人やおもちゃ、場所、家具など、
あらゆるものを思い出すことができます。
幼い頃によく遊んだ砂場や校庭の隅なども
臨場感をもって思い出せます。
「至福瞑想」状態は、
感情を超えた感覚・体感が主になります。
「快」を感じさせる脳内ホルモンが分泌されることによって
とても気持ちの良い状態になります。
最初はわずかな時間でも、
瞑想が上達すると次第に長く保てるようになってきます。
さらに進むと車内の騒がしい電車に乗っているときなどでも
この感覚が起きるようになります。
「境地瞑想」には、
上達すれば瞑想をはじめて、3、4分で入れるようになります。
ただし、雑念がすべて片付くことが必要です。
呼吸法によって、
雑念が消えてしまえば自動的にこの境地に入場してしまいます。
入場するのに努力は不要です。
飛行機が上昇して雲を抜ければ自然に青空が広がるようなものです。
瞑想し始めて2、3ヶ月でこの境地に入れる人も少なくないといわれます。
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