人智を超えた力 (再掲載) | 創造する知性 金と表現と魂の交差点
無理にわかろうとするより、
「わからないことをわからないとしておく勇気」
は大切です。

「般若心経」の最後にある
「ギャーテイ ギャーテイ ハーラーギャーテイ ハラソウギャーテイ ボージーソワカ」
という一節をはじめて目にしたとき、……?マークが10個くらい飛び込んできました。

この一節をひたすら唱えれば心の闇が除かれて、悟りの扉が開くという「般若心経」の核心部分となる呪文ですが、
古来より神秘の力が宿る秘密のことばは、聖なる語句として、その意味を説くことは禁じられていたそうです。

空海も、「真の意味はどんなに長い時間をかけても説明し尽くすことは困難」と言っています。
真言は口で唱えて、声が倍音を伴う響きとなることで神秘の力を発揮します。
“思議”を越えているから不思議であって、空海でさえ説明不可能なものなのでしょう。

空海が「般若心経」を詳細に解説した『般若心経秘鍵』の一節に、
真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く
「真言は不思議な力を有し、一心に観じて唱えれば苦悩を除く」
という言葉があります。

ただ一心に何かに集中してみることが重要で、人智を超えた力を無理に解明したり、世の中のすべてを理解し尽くす必要はないのかもしれません。