2020年3月に「再任用ってボクはばかばかしくてやめた」というブログを書いた。
まもなく4年目になるというのに、いまだに読まれている。
本屋にも定年後対策本を相変わらず見かける。
新聞、雑誌のもその手の記事を見かける。
退職後の生き方を模索している人が相変わらず多いのだろう。
よく見かけるのは地域活動への参加とか、自分史を書くというのは私が最もやりたくないものである。
こういう過ごし方に関わることは人それぞれである。
退職後はやりたいことをすればよいと思う。(人に迷惑にならないことが基本ではあるが)
私は残された時間を、共に過ごすこと自体無駄な上司のもとで働くなんて、精神的にも時間的にも耐えられないと思った。
経済的問題では何とか生活できればよかった。
贅沢な老後の生活は、この道を選んだ自体、無理な話だ。
人にはそれぞれ事情がある。
先日私の高校野球部の先輩から誘いがあって出かけてきた。
先輩は大学教授を終えて悠々自適の生活を送っていた。
教授になるまでは時間がかかっていた。
厳しい世界である。
先輩にも何かやり甲斐を見つけることをせよとアドバイスされた。
私も毎日退屈で困っていると思ったのであろうか。
私は公立高校を退職したのであるが、源泉徴収を見ると、退職20年前からほとんど給与は上がっていなかった。
人事院勧告を無視されたことや文科省の指導で二度にわたって退職金も引き下げられた。
バブル時代は民間との差は大きかった。
経済的に高給をもらっていたわけではないが、生活は十分であった。
ほかの人には経験できないことをいろいろとやれたので、満足である。
今は年金生活だが、退職金も残って生活に不自由はない。
それまで土日もない生活を過ごしてきたので、その分やり損ねた部分を取り返すのが忙しい。
その一つとして読書を楽しんでいるが、どんどん読めるわけでもない。
日のよってまちまちだ。
本は本屋で買うものとして、通販で買うことはない。
大きな本屋で読みたいものを見つけるのが楽しい。
このところの腰痛で活動意欲は低下したが、回復すると気分も上がる。
気が付くと今年ももうすぐ終わる。
20代のころは予想もつかないの高齢化社会となった。
元首相が暗殺されてからの日本国内の変貌ぶりには戸惑いがある。
暗い見通しも多く語られるが、悲観的に考えずに一人でできることをやればいいと思うこの頃である。