西日本新聞社編の「落日の工藤会」を読んだ。

福岡に本社のある新聞社が地元を丹念に取材した「工藤会」に関するルポである。

冒頭は、工藤会の総裁に死刑判決が出された福岡地裁の場面から始まる。

推認だけで死刑判決まで出した裁判官の勇気に感心させられた。

又、工藤会の成り立ちから現在までを記述しているが、今一つ会の資金源などの解明がなされていない。

だが、地元紙ならではのルポである。