イエス・キリストの物語(2) | daivampremaのブログ

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イエスは社会奉仕の精神を体現しました。社会奉仕という着想をもたらしたのはイエスの母マリアです。イエスの幼少期から、マリアは真実、親切、慈悲、正義といったよい特質をイエスに教えていました。イエスは母親から教訓を学び、霊的信仰を培いました。

イエスは両親の愛に満ちた庇護のもとで成長しました。両親は多くのことを教えようとしましたが、イエスはそうした世俗的な教えを受け入れませんでした。あるとき、マリアとヨセフが幼子のイエスをエルサレムの市場に連れて行ったときのことです。人ごみの中で、イエスは二人とはぐれてしまいました。

二人はありとあらゆる所を捜しましたが、イエスは見つかりませんでした。イエスがどこにも見つからず、二人は不安になりました。その間ずっとイエスは神殿の隅に座って、祭司の説教を聞いていました。ついに母マリアが神殿の中でイエスを見つけました。

マリアは駆け寄って、愛情深くイエスを抱きしめながら言いました。「坊や、一体どうしていたの? どこに行っていたの? お父さんとお母さんは、ずっとおまえを捜していたのですよ」。

イエスはマリアに言いました。「お母さん、僕はどこにも行っていません。ずっと神殿の中で祭司様の教えを聞いていたのです」。このように、イエスは非常に小さいときから、神に心を向けている子どもでした。

この世のすべては空想であり、つかの間のものであり、何も真実ではないと、神殿の祭司は言いました。「あなたが唯一の真実です。これは万人にとっての真理です。ですから、あなたは自分の実態を知るべきです」と祭司は説いたのです。イエスはこの教えを心に留めたのでした。