花まつり | ゆうの日単「己事究明」

ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

大徳寺では、昨日4月5日(土)、午前10時より降誕会を開催しました。

別の呼び方を「花まつり」と言います。

お釈迦様の生誕を祝う法要で、仏教では、涅槃会、成道会と並んで三仏忌として毎年法要を営みます。

本来は4月8日の行事です。当寺は毎年その近くの都合の良い日に開催します。

今年は仏暦が2568年。お釈迦様は80歳で亡くなったとされていますので、単純に計算すると誕生されて2648年。

法要後の法話では、命の尊さと、感謝の心の大切さについてお話ししました。

ちょうど境内では桜が咲いています桜

美しい桜の花は一年のうち、ほんの一時のことです。

そして我々の人生も、地球の歴史から見ると一瞬の時間です。

奇跡的な可能性の中で生まれた大切な命を、多くの人がより良く生かすことをできるよう、仏教を通じて伝えて行きたいと思います。