達磨忌 | ゆうの日単「己事究明」

ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

10月2日、大徳寺では達磨忌を厳修しました。

禅宗初祖、達磨大師の命日におこなう法要。

本来10月5日の行事ですが、当寺では毎年10月の第一土曜日。

奉納された福だるまの供養も同事に行います。

例年より少ないですが、まあそれなりに集まったかな。

 

うちの寺には立派な達磨大師の木像があります。

普段は祖師方の位牌と一緒におまつりしてますが、達磨忌では正面に。

 

達磨大師のお言葉と言えば、「無功徳」と共に、

「廓然無聖」(かくねんむしょう)

わだかまりなく、こだわりなく、聖も俗もない、すっきりした境界を表した言葉です。

今日は秋晴れの爽やかな一日でした。

「廓然無聖の境界を実現できなくとも、そこを目指して日々を過ごしましょう」と、法要の後、参加者の皆様にお話ししました。

 

ちょうど緊急事態宣言があけたところですので、10名のご参加がありました。

去年は、確か私一人で法要をしましたね。

今年は集まれて良かった。。。