今日は春分の日☆。
ということは、お彼岸のお中日。
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりと言われています。
お墓参りに来られた方もたくさんおられた一日でしたが、今日は生憎の雨。
私は朝9時から市内五個荘の齢仙寺様の彼岸会に出頭してまいりました。
齢仙寺は、近世臨済禅中興の祖と言われる白隠慧鶴の高足の一人である東嶺円慈(1721-1792)の由緒寺です。
大徳寺が東嶺禅師の授業寺、齢仙寺が示寂の寺。
大徳寺とは深いご縁があります☆。
「彼岸」の本来の意味としては、煩悩を脱した悟りの境地のことを言います。三途の川をはさんで、私達の住んでいる世界が此岸(しがん)、向こう側(仏様)の世界が彼岸(ひがん)。
彼岸は「波羅蜜(パーラミター)」という梵語の漢音写で、「到彼岸(とうひがん)」と訳されます。「此の迷いの岸である現実の世界から、彼の悟りの岸である仏の世界へ到達する」という意味です。
多くの人々の心が、彼岸という安らぎの境地になるように導くのが仏教の役割、僧侶の努めでしょうが、なかなか果たせていないと思っております。
精進と反省の気持ちを忘れずに、この彼岸を過ごしたいと思います。
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