「あるぞぉ~他にも、あと5か所くらいかなぁ」
「5か所?そんなに言ってるの?」
「それで驚くのか?もっとあるぞぉ」
じいちゃんは、カカカ!と笑う。
「え~っ」
とてもボクには、出来ないやぁ~
裕太はそう思う。
「そうしたら…竜に乗れるの?」
「まぁ~それだけじゃあないけどな」
「え~っ」
ボクには、じいちゃんのようには出来ないや…
裕太は颯太の方を、のぞき見ると、同じように
颯太も裕太の方を見る。
互いに同じことを考えている…と、見て取ると、
思わず困った笑いを浮かべる。
「だったら、ボクたち…ここにもう二度と、
来れないかもしれないじゃないかあ」
裕太はひどく、ガッカリする。
「そうか?そんなにメンドーか?」
だがじいちゃんは、ケロッとしている。
「どこだって、そうだろ?
相手の意向を確かめて、それからするもんだろ?」
どうやらじいちゃんは…裕太と違う次元で生きている
ようだ。
じいちゃんが話している間にも、ミチオはすいすいと、
木の間をすり抜けている。
「ねぇ、ミチオは…いずれ群れに戻すの?」
裕太がふいに気になって、じいちゃんに聞いてみる。
