「ねぇ、じいちゃん、ホントのところは、どうなの?
何を考えているの?」
裕太がこそっと話しかけるけれど、じいちゃんは
やややぶにらみの目を向けると、じぃっと裕太の
ことを見ている。
「ホントも何も、アイツらの計画を阻止するのが、
最終目標なんだ。
そこまでのやり方は、その場に応じてするつもり
だから」
早口でそう言うと、
「どうだ?うまくいったか?」
おもむろに、颯太とジュンペイに声をかける。
どうやら颯太とジュンペイは、あらかじめ
じいちゃんに言われて、何やらコソコソと
不穏な動きをしているのは、気付いていた。
一体、何をしているのだろう?
ここはじいちゃんを問い詰めるのは、後にして、
ひとまずじいちゃんの後をついて行く。
すると、目の前にいきなり、即席の迷路と、ワナ
らしきものが、何もなかった洞窟に現れた。
「えっ?」
いつの間に?
ビックリして、裕太は思わず立ち止まる。
「どう?」
ジュンペイが得意気に、「じゃーん」と手を広げる。
「材料があんまり見つからないから、こんなのしか、
出来なかったけど」
その割りには、太い木や細い枝を駆使して、トンネル
のようなものや、行き止まりらしきものを作っている。

