「だけど…何か悔しいなぁ」
颯太がつぶやく。
「うん、それは、ボクも思ってた」
「ねぇ~あのオジサンに、ギャフンと言わせる
ことって、ないのかなぁ」
颯太がじいちゃんに向かって言うと、
「そうそう!それはボクも、思ってた」
裕太とジュンペイも、じいちゃんの方を向く。
「そうだなぁ~確かに、言われっぱなしは
シャクだなぁ」
じいちゃんも、思うところがあるようだ。
しばらく、ブツブツ言いながら、辺りを見回すと、
「まぁ~やってみる価値は、あるかもなぁ」
おもむろに、裕太の方を向いて言う。
「ホント?」
「あぁ、まぁ、うまくいくとは、限らないけどな」
じいちゃんが思いっきり、悪い顔をする。
「まずは…今のこの状況だったら、まだ間に合う
ってことだ」
手を動かしながら、話そう、とじいちゃんは
ズンズン洞窟の中に入って行く。
「今、とっておきのカードは、こちらにある。
キミたちの話を信じるなら…アイツらはまだ、
あの子たちの居場所を把握していない…と思って、
間違いはなさそうだ」
スタスタと奥に入って行くと、何やら辺りを見回し
ている。

