ゴーン ゴーン ゴーン
またも、鐘の音が聞こえる。
「えっ?今度はなに?」
何だかアキは、ドキドキが止められない。
次は、どんな仕掛けが待っているのだろう?
さっきから、鐘がいつになく、激しくなっているような
気がする。
(何かあるのだろうか?
まるで警告音のようだ…
本当に、大丈夫なのだろうか?
鐘の音に合わせて、心臓が激しく鼓動する。
「こっちよ」
花子さんは、少しも躊躇することなく、ズンズン段を
上っている。
「何なの?この階段…どんどん伸びているみたい」
確か上る前は、13段しかなかったような気がしていたのに…
こうして上ると、13段どころではない。
うねうねと続く、白い道を歩いているみたいだ。
「ほら」
いきなりポツン…と、灯りがもれてきた。
「あっ、ホントだ」
ようやく、到着したのか?
アキは、ホッとする。
「よく来たねぇ」
どこかから、声がする。
「えっ?」
だれ?
ホッとしたのもつかの間、アキは再び、身体中ブワッと
汗が噴き出す。
「そんなに、警戒しなくてもいい。
私は何も、キミを取って食おうなんて、思っていないん
だから…」

