それは、リンネさんの舞に誘われて、来ているようだ。
一つ、二つ、三つ、四つ…と、透明な何かが、少しずつ
増えていく。
「ねぇ~あれって、何だろう?」
アキがカガリに話しかけると、たちまち
「しぃ~っ!」とたしなめられる。
「いうならば…魂みたいなもの?」
小さな声で、ささやくと、
「あれは、きっと、精霊ね」
さらにユー子さんが、二人に向かってささやく。
シャン
シャン
鈴の音に合わせて、その端についている鮮やかな色の
リボンが、ひらひらと揺れる。
それに合わせて、小さな光がユラユラと揺れている。
なんて、きれいなんだろう…
つい、その光に手を伸ばすと、
「触ったら、ダメよ!ヤケドするわよ」
すかさずリンネさんが、アキに向かって声をかける。
ピタリ…と、リンネさんの手が止まると、小さな光も
ピタッと止まる。
何だろう?
ホタルみたいだ…
ボンヤリと、アキがそう思っている。
「あれは、魂の抜け殻ね」
ようやくリンネさんが、アキたちの方を振り向く。
「へぇ~」
「ねぇ、なんで、さわったらダメなの?」
熱を帯びているのだろうか?
アキは不思議に思うけれども。
「生きている時の想いが、光となって、あぁして
漂っているのよ」
リンネさんは、謎の言葉を口にする。

