よく、ここまで来たなぁ~
さすがは、ジュンペイだ!
裕太は素直に、そう思う。
おそらく自分だったら、とうてい無理だっただろう。
「その箱って、もしかして、社か?」
下から見上げてみても、ただの箱とは、とても思えない。
「まぁ~そうなんだろうなぁ」
さすがにそれは、疑いようのない事実だ。
「だったら…その箱、見える?」
本当ならば、自分がこの目で、確かめたいところなのだが…
なぜか颯太に止められている。
(大丈夫なのになぁ~)
自分とジュンペイと、どう違うのだろう?
裕太としては、何となく面白くない。
トン!とジュンペイが屋根に、飛び乗ったような音がする。
(おいおい!あんまり無茶をするなよぉ)
本来ならば、自分も一緒に飛び降りて、確かめたいところ
なのだが。
「いいか?絶対に無理をするなよ。
失敗したら、そこでジ、エンドだ。
怖くなったら、必ず報告すること!」
ここまで、うるさく言う必要があるのだろうか?
普通だったら、本人の判断にゆだねるものだと思うのだが…
「大丈夫だよな?」
もう一度、裕太が確認をする。

