「キミは本当に、よく気が付くんだなぁ」
じいちゃんの言葉に、ジュンペイはすっかり舞い上がって、
嬉しそうに、コクンコクンと大きく頭を振る。
裕太としては、あまり面白くない。
(まさかジュンペイに、焼きもちを焼いているのだろうか?)
まさか…とは思うけれど、じいちゃんがジュンペイのことを
褒めるたびに、何だか胸がチリチリとするのだ。
「ねぇ、あれは、なに?」
またもジュンペイが、じいちゃんに尋ねる。
「うーん、そうだなぁ」
さすがにじいちゃんも、初めて見るものらしい。
「プテラノドンかなぁ。
もしかしたら、この辺りは、こういう生き物が集まってくる
場所なのかもしれないな」
普段ならば、絶対にそんなこと、軽はずみに信じたりはしないのだが…
実際にこの目ではっきりと、飛んでいる生き物を見たら、
信じてしまうのだ…
「ホントだねぇ~
新種の動物が、集まる島なのかもしれないなぁ」
そんなことを聞いてしまうと、どんな所なんだろう?…と、
遅ればせながら、興味が湧いてくる。
「ねぇねぇ、あの鳥は…どこに向かっているのだろう?」
ジュンペイが、甘えるように聞いてくる。

