「あぁ~そのこと?」
だがナイトは、少しも気にする様子がない。
「それは…周りの音や空気で、わかるんだ」
ごく自然に、そう答える。
「え~っ」
「それって、テレパシー?」
さすがにショータには、どうやってわかるのかは、理解が出来ない。
はっはっはっ!
「キミたち、面白いことを言うなぁ~」
ナイトは楽しそうに笑うと、
「何て言うんだろうなぁ。
感覚というのか…
私たちクローバーは、五感を研ぎ澄ませて、感じ取る訓練を
受けているんだ」
「へぇ~」
何だか、すごいなぁ~
ショータとユウジも、これには驚いている。
確かに、おそろしく耳が言いなぁとは、思っていたけれども。
ここまですごいとは、思ってもいなかった。
「魔王が目覚めるって…どういうことなんだろう?」
ボソリとユウジがつぶやく。
確かに、そういえばそうだ…
ショータも「そうだな」とうなづく。
だが何となく、肌で感じる。
きっと、よくないことなんだ…と。
「これは、後で言おうと思っていたんだが…」
ふいにナイトが、ショータとユウジに向かって、真剣な
顔をする。
「キミたちの友達は…おそらく魔王の所にいる」
やっぱり、そうなのか…
おそらく、そうなのではないか…と、ショータは感じて
いたのだ。
ユウジも薄々感じていたのか、さほど驚いている様子はない。

